1・2月は受験前の対策に最も力を注いでいた日々でした。しかしながら今年は他にも充実していました。こちらのブログにも書いてありますね。
2月23日 令和マラソンハーフの部でベストタイム更新(この地方で最後に行われたマラソン大会)
生徒たちから何とはなしに聞いた発言です。
「せっかくさあ、高校合格したら皆でディズニー行こうと思っていたの。受験も終わって何の不安もなく遊べる機会ってそうそうないよね。なかなかいつも天気に恵まれないから晴れてほしいなあ!って呑気に言っていたのがウソみたい。さくら祭りも無いしなあ。高校の制服で写真撮るはずだったのに。。」
「卒業式を立派に行うことが6年間この学校でやってきた集大成。そう言われてきたのにまさかこんな感じになっちゃうなんて。まあ普段の年より短くなったのはいいんだけどね。なんかみんなときちんと小学校生活を終えられなくて残念だった」
「先輩たちが最後やり切る姿を見て、私たちのチームが始まったのに。こんな年になっちゃうなんて。最後に試合をやってくれるのは有難いけど練習していないからなあ。今から一試合やるって言われても、気持ちが乗り切らないなあ。でもそれじゃ他のメンバーに迷惑かけるなあ。何だかなあ。」
子どもたちに私たち大人は言いますよね「将来の為、3年になった時の為、巣立っていく時の為」
好ましくはない発言ですが、生徒によってはこう話します。
「春休みには十分自由な時間が取れる。今はちょっと我慢して受験に邁進しよう!」
そして今でも伝えがちです。
「頑張れる奴は学校が休みでもドンドンやるんだ。サボってちゃ差が付くばっかりだぞ!」
「今回の出来事でますます景気が悪くなる。本当の実力を持っていない人間は辛くなるばかり」
「どんな状況になっても入試は待ってくれないんだ。だからやらなければならないだろ!」
今までは是と思っていたような声掛けですが、先日ベッドで寝られない日がありまして、その時にちょっと酷だよな、と一人反省していました。「先を見据えろ!」「将来のためだ!」そう伝えてきた目標の日々がどこか遠くへと飛んで行ってしまったのですから。
私自身高校1年生の時に勉強への気持ちを失った時期があります。その理由の一つとして「高校入試のために!と努力してきた勉強。そして掴んだ高校生活は入学式の日から『大学入試に向けて!』と話をされた」ということですね。目標にしていた高校がただの通過点で、またすぐに次へとケツを叩かれる。そこに嫌気が差してしまったのです。
じゃあ、塾生たちにとことん楽しい時間を提供するのか?となると塾ですからね。。
今を大切にするといっても、あくまでも勉強を通してそれを達成したいなと。「高校合格のため!」に勉強するというより「目の前の課題が解けるようになったから嬉しい!」とか「新しく知った知識のお蔭でこの間見た映画がより楽しめた!」とかそういった学習をもっとプッシュしていきたいのです。
今日からこの地域では中学生の部活動も始まりました。試合に出るために、大会に勝つために、も当然大切ですが、「今この瞬間が楽しいから」といった活動ができるといいなと願っています。