定期テストの点数と内申点の関係 まとめ | ワンラン日記

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愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
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最近書いてきた、中3の2学期の定期テストの合計点と内申点の相関についての記事のまとめです。卒業生のデータを半分ほどの中学でペーパーテストを課していない音楽と美術を除き、再度掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の記事でも毎回のように書いてきた通り、世間で言われているほど授業態度や提出物の出来は内申点に関係ありません。生徒会活動や部活動、ボランティアなどは、内申アップとは何の関係もないのです。正直に言えば、1・2年生においてはこれらの要素が少しだけ加味されているかと感じることもありますが、3年生になると定期テストの結果で8割方決まってくるように感じています。過去のデータでそれを実証できてよかったです。「成績を上げるにはどうしたらいいだろう?」という問いに「積極的に発言する」とか「提出物の字を小さくしていっぱい書く!」と答える生徒は意外と多いですからね。

 

むしろ私が「極端な数字だなあ」と改めて感じたのは、内申「3」の広さです。5科においてはおおよそ70点~160点くらいの範囲で3が付いています。2回連続で35点の生徒と80点の生徒の内申が同じなのですから、成績を表す指標として大ざっぱ過ぎるように思いますね。

「1」というのが、あまりに印象が悪く、実際には出席さえあれば「2」という形になっています。したがって4段階なんですよね。思い切って「1」を現状の「2」に合わせるか、「3」を2つに割って6段階にするかした方が中位層の頑張りを促進できると思うのですがね。

 

大学の定員厳格化の流れで、内申「3」の子たちの現実的な大学への道は、指定校推薦と言えると思います。この地域で言えば、愛知・名城・中京・椙山などの一般入試は、中学で内申「4」だった層の争いになります。南山であれば「4」に「5」がちらほら混ざると言う状況ですね。

どうしても「3」が普通というイメージが付いているんですよね。しかし高校進学後の実際は「4」が真ん中なわけです。中学生の保護者の方で「子どもには大学まで行ってほしい」と考える方はこの部分を直視してほしいと思います。国公立も南山と同様に「4」に「5」が混ざる人間の争いになっています。

 

確かに入試は情報戦の色が徐々に強くなっています。しかしまずは「学力上昇」に目を向けてほしいですね。そこが欠けた進学はどこかで無理が生じます。大学は学問で評価される場所なので、それ以外の耳触りの良い言葉に甘えてはいけません。そう考えると、やっぱり塾生には5科目で「4」を目標にしてほしいんですよね。当然得意教科は「5」になります。この表を5年後に作った時に、「4」以上の割合を増やしていかねばならないと強く思いました。