先月に伊嶋先生と飲みに行きました。
彼が成人したので、初めて一緒にお酒を飲みました。
カシスオレンジを連続して飲む姿に「若いなあ」と。
まだビールは好きでないようで、3杯ほどで大分酔っぱらって言葉数も増えてきました。
「生徒たちが犬童先生に内緒って言っていたんですけど、12月末で辞めたDが学年末で大幅に成績を上げたそうですよ!」
昨年1年間の退塾者は1人。
その生徒が中1の最後のテストで好結果だったと。
「しまった!口を滑らせました!気にしないでください。すみません」
確かに突然の発言に驚きましたが、私は無理して微笑んでいた訳でもありません。
成績が上がったことに2つの考えが浮かんだからです。
◇ワン学習塾よりも合う塾を見つけることができたようだ(個別指導塾に移る話は聞いていました)
◇ウチの教室で培った実力がこのタイミングで開花したのでは。
ちょっと負け惜しみのようになってしまいますが、Dくんはワン学習塾に1年9か月通いました。
そして新しい塾に移って2か月ほどでのテスト。
その結果に私たちの塾の指導が全く反映されていないと考える方が不自然でしょう。
最後の授業の後に
「長い間、お世話になりました!」と挨拶してきたので、
「もっと頑張って好結果を残さないと許さないぞ!」という会話で別れました。
すぐに約束を果たして立派だと感じています。
私が応援するジャイアンツ、長男が応援するドラゴンズ。
両チームとも新監督を迎え、コーチ陣を刷新し、昨年よりも良いスタートを切っています。
では高橋監督は無能だったのでしょうか?
彼が育てた岡本や吉川尚がチームの背骨になりつつあります。
では森監督は無能だったのでしょうか?
彼が育てた高橋が主将になり、笠原が若き開幕投手になりました。
志半ばで去ったとは言え、翌年の春先から結果が出ているのであれば、
前任者は良い形でバトンを引き継いだとも考えられるのではないでしょうか?
したがって逆も然りです。
転塾してきた生徒がすぐに上がった場合に「ほれ見たことか!うちの塾は強いんじゃ!」
こう考えるのは傲慢な気がしています。
以前の塾での土台があっての今になるわけです。
まとめると辞めた生徒は、直後に成績がアップしていてほしいなと思う訳です。
このような理由が前提にあり、綺麗ごとにも思えますが最近はそう考えるようにしています。