私の通知表の見方を教えます! | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
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夏休みが始まり、連日生徒たちの通知表を見させてもらっています。

 

生徒たちは口々に言います。

「見せたくありません」「どうせ怒るんでしょ」

 

生徒たちはしぶしぶ私の机に持ってきます。

「私があっちに行ってからゆっくり見てください!」

 

実は通知表を開く前に、自分に課している長年のルールがあります。

「生活面の項目のどこに○が付いているかを予測すること」です。

 

学習面ではありません。生活面(行動の記録)です。

「この生徒は、健康・体力と思いやりと公共心じゃないかな??」

そんな風に予想をして、一拍置いて中を見ます。

 

もし上記の様に考えた場合で思いやりに○があったとします。

 

塾でも優しいし友達思いだって以前から感じていたけれど、学校でもそうなんだね。

どこでも思いやりを持って人と接することができて尊敬するよ。

 

こんなメッセージを送ることができます。

 

 

もし予想していなかった創意工夫に○があったら、こんな感じです。

 

俺は気付かなかったんだけど、学校の班別学習とかでみんなが納得するような、

何かいい提案をしたのかな。そういう面があるのはいいことだね!

 

 

例えば生命尊重・自然愛護に○が付いていたとします。

 

確かペット関係の仕事に就きたいんだよね。学習面のどの教科よりも、

生活面の生命尊重に○があることが貴重じゃない!生き物に携わる仕事に向いているんだよ!

 

 

こんな感じで生活面を中心に通知表を見ると、素直に褒めやすいのです。

学習面だとどうしてもマイナスに目が行ってしまいがちです。

それに5教科の評価は普段の様子やテストの結果で、

もうこちらも大体分かっているのです。

想定と「2」以上の違いがあった場合のみ、その原因をできるだけ探っています。

でもそれは4・5年に1度くらいのことです。

 

多くの教育関係者の方が、色々な所で発言されていますが、

「通知表の結果を叱っても、成績は良くなりません!」

 

成績を把握するためのツールであって、評価するためのツールではないのです。

ただ今回、初めて長男が通知表をもらってきて、親が一つ貢献できる項目があるのではと気付きました。

 

それは生活面の「基本的な生活習慣」多くの通知表で最初の項目です。

ここに○が付く子は、特別成長が早い子を除くと、

親御さんのサポートがしっかりしていると考えることができます。

適度な忘れ物や持ち物の確認、連絡ノートのやり取り、

こういった親御さんの行動の積み重ねも、この欄には無視できないくらいの関係があると感じたのです。

 

ただもし○が付いたら大いに喜び、付かなかったら「また次に頑張ろう」でいいのです。

ここに○が付くことより、付くように日々少しずつ努力することが、

最も大切なことなのではないでしょうか?

 

こう書いておきながら、長男の生活習慣の項目は空欄でした(笑)

無理のない範囲でここに○が付くことを2学期の目標にしようと考えています。

 

繰り返しになりますが、より多くの親御さんが生活面の方により重点を置き、

先生からの所見に目を通していただければと思います。

その姿勢が長い時間軸では、学習面の成績にもつながってくるのです。