テストによって見え方が変わる実例 | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

 

ワン学習塾では少数派になるO中学の定期テストは総じて難しいです。

英・数・国・理では難問がほぼ毎回20点分くらい出題されます。

さらに社会は文章による記述問題がほとんどで、とても平均点が低いです。

 

例えば昨年度の中1社会における平均点は、

54点→39.2点→44.7点→50.5点→34.8点という推移でした。

 

実際に現在中2のMさんは、これら5回のテストにおいて、

30点~62点とほぼ平均点の近くを取る1年になりました。

本人は努力の割に報われた感覚を得られないもどかしさを感じていますし、

親御さんも平均点の低さを頭の中では理解できるものの、

50点を切る結果にはいいイメージを持てないようです。

 

以前はこの社会のテストには「生徒の自信を無くす」と不満を持っていたのですが、

実力テストや模試になると、この中学の生徒たちの結果が良いのです。

ただし日々の予習が質量ともに中々ハードで、他の教科の勉強時間を食ってしまっているので、

取り組みに賛成する気持ちと反対する気持ちが50%くらいです。

 

毎回の授業で予習プリントが課されているのですが、

資料集やネットを駆使しないと難しい内容です。

直近では「化政文化」の予習プリントが課されていました。

「小林一茶の句を3つ調べましょう」とか「式亭三馬について調べましょう」とか、

そういったレベルのものになります。

Mさんは小林一茶の句を調べた所、妻とのエピソードを知ることとなり、

何とも言えない複雑な気持ちになったようです。

とにかく功罪相半ばですが、こちらの中学の社会は私立中のような水準を感じます。

 

Mさんは中2になり、今までよりもテスト勉強に能動的に取り組むようになりました。

そして期末テストの社会では初めて77点という高得点を取ってきました。

77点は他の中学の90点に値します。

そう思った所で、私の興味が湧きました。実際に他中の問題をさせてみようと。

 

今回の期末テスト、O中学のテスト範囲とI中学のテスト範囲が似ていました。

したがって1週遅れで行われたI中のテストをMさんに解いてもらいました。

問題を見て一言「他中はこんなに記号問題が多いんですか!?」

制限時間45分のテストを、30分弱で解き終えて、

まだ模範解答はないものの、私が即席で答え合わせをすると94点という結果でした。

Mさん自身は複雑な表情をしていましたが、私の想像をさらに上回る点数でした。

 

400点以上の生徒がO中学は上位10%、I中学は25%くらいの結果が多いです。

特定の学年だけがそうなのではなく、全学年で見られる傾向ですね。

保護者の方には平均点との差異や、難問の有無を含めて、

結果を受け止めてほしいと感じる事例になります。

 

 

 

【今日のW杯雑感】

予約投稿が上手くいかなくて(以前もそういうことがあった)アップが7月1日になってしまいましたが、決勝トーナメント1回戦の勝ち予想はこんな感じ。フランス、ウルグアイ、スペイン、クロアチア、ブラジル、日本、スイス、コロンビア。ウルグアイ-ポルトガル、スイス-スウェーデンが難解。日本はここまで幸運に恵まれる予想。敗れるなら大差になってしまいそう。