第90回記念選抜高校野球 展望 | ワンラン日記

ワンラン日記

愛知県岩倉市八剱町「ワン学習塾」の日記。
さらに、代表・犬童の「ラン日記」の二本立て。
2017年は記録足踏みも2018年こそ目指せサブ3!
BEST:10km…40:01 ハーフ…1:26:45 フル…3:10:55

高校野球ファンにとって、特別な1年が始まります。

 

根っからのファンであれば、新チームが始動する8月頃から追いかけているので、

特別な1年の半分はもう過ぎ去っているのですが、

何はともあれ、明後日に甲子園球場で選抜高校野球が開幕します。

 

夏の大会は第100回。2000年生まれのミレニアム世代が高3。

数年前より意識し続けてきたシーズンの幕開けですね。

昨夏に続き、選抜高校野球の予想や見どころを書いていきます。

 

組み合わせ前の出場校が決まった段階では以下のように考えていました。

各グループの中でも、より左に位置する高校を上位だと予想しています。

 

優勝候補:4校

大阪桐蔭・創成館・明徳義塾・聖光学院

 

その次のグループ:5校

智弁和歌山・日本航空石川・東邦・東海大相模・明秀日立

 

各地域に実力上位の高校が分散しています。

 

まず注目すべきは、最強世代の呼び声もある大阪桐蔭です。

根尾・藤原・柿木・山田・横川などを擁するタレント軍団。

立浪・片岡・野村・橋本らがいた1987年のPL学園を思い起こさせる陣容です。

優勝の可能性が最も高いのは、間違いないでしょう。

しかしながら昨年の今頃に思い描いていたほどの、圧倒的な力はないのかなと考えています。

「2018年度は大阪桐蔭が強すぎてつまらなくなる」そのように危惧していました。

ただ好投手が複数いることによって、柱がはっきり見えないことと、

左ピッチャーに対して隙をみせることが何試合かある点で、絶対的ではないと見ます。

 

そしてマスコミが触れていないだろう点を挙げると、「やんちゃな選手の不在」が気になります。

大阪桐蔭は中田・森・田端・近田など、

相手選手が委縮するような、やんちゃな主砲が主軸に座る場合が多かったのですが、

夏の4回目の優勝を果たした頃から、爽やかな選手が中心になった印象があります。

特に昨年のチームは福井主将を中心に、素晴らしいチームワークを発揮していました。

それが逆に「怖さ」を無くした部分に感じます。

何を言っているかよく分からないかもしれませんが、

全国制覇を狙うチームにある荒々しさが足りていないように見えるのです。

 

これで優勝を果たしたら、私の考えが間違っているのでしょうが、

他校が桐蔭に勝てるチャンスはそこにあるかなと思っています。

 

 

それでは、各ゾーンの組み合わせを見ていきます。

 

【Aゾーン】

 

有力校が固まりました。私の挙げた9校のうち4校が入っていますし、

それに続く実力の、静岡・駒大苫小牧・中央学院までAゾーンです。

そこに全国的な進学校2校という興味深い組み合わせです。

さらに昨夏に甲子園観戦に行った日に、明徳、航空石川、聖光は生で見る機会がありました。

色々な観点から予想できる9校になります。

 

勝ち抜く確率が最も高いのは、明徳だと思います。

市川投手が3試合目までなら疲弊せずに好投すると考えています。

中央学院も好チームですが、経験の少ないチームに対して明徳は強いんですよね。

馬淵監督が一日の長を見せると思いますが、

中央学院の相馬監督も選手時代に、あの野村監督の薫陶を受けているので、

五分の展開を期待したいですね。

 

上のゾーンは開幕戦で勝って勢いが付いたであろうチームと、

東海大相模がどう戦うのかが興味があります。

東海大相模は甲子園出場時に、脆く初戦で敗れるか、決勝まで進出かという傾向があるので、

ここを勝てば一気に決勝まで行く可能性も大いにあります。

現在の高校野球界の東の横綱は東海大相模なので、

そろそろ大阪桐蔭との頂上対決があってもいいですしね。

 

 

【Bゾーン】

智弁和歌山と創成館が1歩リードでしょうか。

ただそれ以外の7チームも極端に力が落ちる高校は無く、

全く想定しない勝ち上がりもありえる組み合わせです。

 

今回最も優勝してほしいのが創成館ですね。

今年度からタイブレーク制が導入され、高校野球もどんどん形を変えていますが、

この高校が優勝すれば、複数の投手どころか細かな継投で勝利を狙う高校が増えそうです。

何せチームに20人を超えるピッチャーがいるようで、

高身長の左腕である川原・七俵、右横手の伊藤など、

初対戦ではなかなか打てないタイプの投手が複数いるのは素晴らしいです。

惜しむらくは昨秋に大阪桐蔭を破って目立ってしまったこと。

マークが厳しくなって辛い部分が多少あるかもしれません。

 

昨夏、坂原監督の過激な発言で悪目立ちしてしまった下関国際は、立派に夏春連続出場。

こちらも応援したいので、私が注目していたチームが初戦に当たる形になってしまいました。

選手としては智弁和歌山の林・黒川、富山商の沢田などに注目しています。

 

【Cゾーン】

上記で予想した9校のうち3校が入りました。

大阪桐蔭は見た目ほど楽なゾーンではないと思います。

特に明秀日立が2つ勝って勢いがある状態で戦うことになると、

なかなか手ごわい相手ではないでしょうか。

伊万里高校には申し訳ないですが、

初戦と次戦の対戦相手のレベル差が大きいのも桐蔭にはやりにくさがあるかもしれません。

 

東邦は個人の力で言えば、桐蔭の次だと思います。

ただ野球が粗いんですよね。監督さんも選手たちも楽しそうにやっているのでいいのですが、

「自分たちの野球をして暴れる」というのが、1番の目的で試合をしているように感じます。

大阪桐蔭はあくまでも「全国制覇の為に1つ1つプレーをする」スタイルなので、そこの所がどうか。

東邦の扇谷・石川は、無事に伸びれば、日本代表だって狙えるクラスですから、

一皮むけてもらって、大阪桐蔭と激闘を演じてほしいものです。

 

【Dゾーン】

トーナメント表は日刊スポーツさんから引用させて頂きました。

気になるのは松山聖陵の文字が間違っていること。

同じゾーンに星稜がいるので誤植したのでしょうか。

 

こちらは私が優勝候補に挙げた9校が全く入っていないゾーンです。

各チームの戦力が均衡していて、私はこういう組み合わせが好きです。

昨秋に観戦した三重を応援しますが、日大三高とはどうでしょうか。

投手陣が調子を取り戻せば、3年前の夏の再現もあると思うのですが。

この2チームの勝者がまず有利でしょう。

下の4校は本当に力が五分五分だと思います。

伝統校2校と、沖縄が初めて優勝した時の荷川取監督が率いる松山聖陵と、

部員5人から数年で甲子園までやってきた富島。

いいですね。様々な背景がある高校が入り乱れているのがいいです。

滋賀三校で一つくらい勝ってほしいので近江高校が勝ち、

富島みたいな公立高校は絶対に応援するので勝ってもらい、

富島が旋風を起こすというシナリオを望みます。

 

 

明日から塾は4日間お休みです。

私も金曜日はゆっくり野球をテレビで観戦する予定です。

月曜日に新学年の授業をスタートさせますね!