塾に掲示してありますし、お便りでも渡してありますが、ブログでも連絡です。
下校時間が最も遅い季節になりました。
今年は早くも連日の真夏日となっているので、
体調管理に最高の注意を払って欠席の無いように夏を乗り切りましょう!
私の塾で中根先生が働き始めて3年目となりました。
教室の移転があっても変わらず働いてくれて、本当にありがたい戦力です。
去年の合同合宿でさらに一皮むけた感じがします。
大学生活も後半戦を迎え、インターンや就職活動、卒業研究等で今後忙しくなりそうですが、
可能な限り力を貸してほしいと願っております。
そもそも穏やかで優しい性格が彼のベースですが、
最近はそこに厳しさや、深い洞察が加わってきたように思います。
そんな事例が新年度以降2つほどありました。今日はそれを紹介したいと思います。
1つ目は4月の下旬に入ってきた生徒のお話です。
今までの成績推移や親御さん、本人の話を聞くと学力はそこそこ高そう。
「それなりにできる子だと思ってみてください」そう伝えての初回の授業でした。
初回の授業を終えての中根先生からの報告は、
うーん。犬童先生が言うほどの力は感じませんでした。ミスが多いんですけど、そのミスの仕方が良くないんですよね。実力がある子の間違え方じゃない気がします。あと特定の数字の計算で良く間違えます。そこに本人があんまり気付いていないように見えるのも、しっくりこないですね。
現在この生徒のテストが返却中ですが、確かに想定ほど良くありません。
数学も平均点は上回りましたが、入塾の時に意気込んでいたほどの結果ではありませんでした。
様子見期間は終わり、期末に向けてはもっと厳しくしていくことを、
お家の方及び本人と確認している所です。
私の尊敬する塾の先生から聞いたことがあります。
20代前半で「厳しい」空気を出せる人材は貴重だよ。「優しい」人は今の世の中いくらでもいるし、「怖い」というのはまた違う。さらに生徒の可能性には期待しつつ、生徒の現状には信用しない若い先生は稀有な存在です。そういう人がいたらドンドン採用するべき。
中根先生がそういった空気を纏い始めたように感じています。
2つ目もやはり授業後の雑談から。
私が社会の確認テストの丸付けをしながら「ハァ~」とため息をついていました。
ある生徒の答案が漢字間違いのオンパレードだったからです。
授業中には「2問間違いだけでした」とか言っていたのに、
結局、誤字脱字ばかりじゃないか!と独り言とも会話とも取れる声で話していた所、
あいつ数学では、間違っていた答えを解説の時に消しゴムで直して、丸打って正解のように見せかけてるんですよ。だから前回の授業で『止めろ!意味ねぇから!!』と強く言っておきました。頑張っていないわけではないんですけど、頑張るベクトルがズレてますよね。
という、数学科らしい(笑)中根先生からの報告。
私の授業でも丸付けの際に近くに立っていると、前より正解率が悪くなった気がします。
気付けなかった私自身の反省と、この生徒にどのように接していくかを現在考えています。
こう書くと、中根先生の厳しさだけがクローズアップされますが、
親身になって指導してくれますし、
私が話できないパズドラやモンストの話を生徒と楽しそうにしています。
2人で2月、3月くらいに、何度も話しました。
「今年の中3は覚悟して指導しないとマズすぎる」
経験値を増してさらに成長している中根先生と私で、受験に勝ち抜けるようしっかりやっていきます!