しろうです。
今、仕事でお邪魔している会社では、「営業部門がITを企画する」という方向で動いており、営業部門の要員にITスキルを向上させるような努力をされています。他の部門ではどうかわかりませんけど、その動き自体はとても良いものと思えます。しかしながら、ITを活用するために必要なこと、とは別に、既存のIT部門が開発・運営するために構築した「IT領域のルール」について理解することは、とても難しい状況です。
というのも、「合理的だと思えないルール」や、「縦割り主義の行きすぎと思えるルール」など、現場のニーズにこたえるための障害となるようなルールが山積しているからでした。
IT部門とビジネス部門のどちらの都合をどの程度のバランスで活かすべきか、凄く難しいですが、その仕切りをうまくやる必要がありますが、難しいものだとつくづく感じています。
そんななかで、本書を読みました。
Robert D. Austin,Shannon O'Donnell,Richard L. Nolan
日経BP出版センター
発売日:2010-03-18
これまでいろいろなお客さんと仕事をしてきましたが、IT部門の人と業務部門の方が仲良くないことが多かったです。
とはいえ、IT部門の人がビジネス(業務)に長けているかといえばそうでもないし。クラウドコンピューティングが普及する中、ビジネスリーダーがITマネジメントにどこまで踏み込めるか、大変興味深いと思って購入してみました。
これ、現場で仕事しているからか、本当に面白い。
悩んでいるポイントを多角的に考えてみると、面白さ倍増。今後の展開が楽しみだなあと思いながら、読み進めていきました。
終盤(残り1/3)あたりからさらに惹きこまれて、、一気に読みきってしまうような感じになりました。
後半に入ってものすごくシビアな状況から、ITマネジメントの骨格が出来上がっていくとともに、最後のテーマとして、「IT人材」を取り上げた最終章。凄く考えさせられました。
「IT人材」じゃなくて、普通に「人財」をどうマネージするかってことなんだけど、読み応えがあって、読んでよかったと思いました。
CEOとの会話のコツまで載っていたので、追体験したかのように、本当に充実した内容だったと思います。
とってもお薦めの良書でした。