テストを活用!成績を上げる方法 | プロ家庭教師の勉強の教え方を大公開・ガッツ家庭教師

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ガッツ家庭教師の先生たちと共に作る教育ブログ。多くの先生が現場で培った経験を元に執筆しています。現場主義だから、効果も高い。

家庭教師として必ず私たちが達成しなければならない事は何でしょうかはてなマーク
もちろん様々な意見あると思いますが、明確な目標として持てるものはやはり【成績を上げる】ことでしょう。これは外せません。

しかし、生徒の成績でも正しく把握していない先生が多いのもまた事実。

テストの有効な利用法を知らない先生も大勢いますガーン


そこで、今回のテーマは≪テストの有効活用法≫です。

4つのセクションに分けてみていきましょう。


1.テストは次につながる情報がたくさん詰まっている。

2.目標を定める。

3.Solution Focused Approach.

4.信じて信じて信じぬく、その大切さ。


1テストは次につながる情報がたくさん詰まっている。
大切なのは、問題用紙・解答用紙を見て出題傾向生徒の得意・ニガテなどを把握することです。
生徒から返ってきたテストを見せてもらっても、その場で少しだけ見て、適当に復習をするだけでは、次回定期テストでの成績アップにはつながりません。


ではどうするか、先生がテストの分析をして、その傾向に合わせた問題演習をさせることが一番でしょう。私の場合は、生徒から問題用紙・解答用紙をもらってA4サイズに揃えてコピーしてファイリングしています。こうすると家で分析作業が出来るのでおススメです。また、出題傾向を把握することも大切です。学校の先生の癖を掴めば、次回テストの問題を予想することもできます。


≪出題傾向を把握する≫
Ex.1)国語
国語なら漢字・文法のどのくらいの配点がなされているか、記号問題が多いのか論述問題が多いのか?


Ex.2)数学
用語を書かせる問題が出題されているかどうかや基本問題と応用問題の出題量の比はどうか?



2目標を定める。
テストの結果をふまえて、次回の目標を決めてください。
その意義は、『やるべき事を明確化する』ことにあります。


Ex)数学が苦手な生徒の目標を40点に設定した時
①図形証明問題や応用の文章題などは解かせる必要はない。
②基礎問題でケアレスミスをしないことが重要。
③方針「次回テスト勉強では、応用問題には手をつけずにケアレスミスをゼロに。」
④基礎レベルの問題集を使用してケアレスミスに厳しく指導する。


『やるべき事の明確化』が目標を設定することの意義です。
目標点数が違えば、努力の仕方はもちろん変わります。生徒の現状をふまえて、目標を決めて、指導方針を決定してください。



3Solution Focused Approach.
目標を設定したら、次はどうやれば目標を達成できるかを話し合います。
ここで重要なのは、『何故失敗したか?』ではなく『どうすれば、次回を良くなるのか?』に焦点を当てる事です。


NG『何故失敗したか?』…これはネガティブで前を向けていません。
OK『どうすれば良くなるか?』…こっちはポジティブで次への意欲がわきます。


ダメだった部分ではなく、どう変えていくかに焦点を当てる。それがSolution(解決策) Focused Approachです。
テストで悪い点数を取ること自体は恥ではありません。点数が悪いという現実から目をそらし、次回も努力せずに悪い点数のままで居続けることは恥です。

だから、SFAで反省をして、良くなる方法を書き出すのです。そして、それらを実践すれば、必ず次回テストでは良い結果が残せます。

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写真は実際にSFAで生徒と反省して書き出した対処法です。目標点を右肩に書き、その目標を達成するためにすべきことをSFAで書き出しています。


この定期テスト反省シートは、ガッツの家庭教師のみなさんはこちらで落とせます。

http://www.guts114.net/
【テストに役立つシート類】のところに置いてあります。

4信じて信じて信じぬく、その大切さ。
目標とやることが決まったら、あとは、それに向かって、先生が生徒をしっかりとサポートしてあげることです。しかし、
生徒は自分自身のことなのに、どこか他人事でせっかく作った目標をすぐに諦めがちです。


「先生、勉強やりたくないから、無理やわ」


とすぐに弱音を吐きます。

そんな時に、先生が一番やってはいけないのは、


「そうだな、しんどいから仕方ないよな」


そう生徒に迎合することです。
弱音を受け止めるために、「しんどいよね」と生徒に同情することはよいです。でも、完全に迎合してしまってはダメです。生徒が自分自身の目標を諦めたとしても、絶対に先生はその目標を諦めないでください。生徒が弱音を吐いたとき、


「分かるよ。でも、僕は○○が目標を達成できると心から信じている。だから、最後まで諦めずに頑張ろう」


こう言えるかどうかで、先生に生徒がついてくるかどうかが決まります。

目標を達成できるかどうかは、テストが終わるまでは分からないです。だから、最後まで決めた目標をやり抜くことが大切です。仮に目標達成を信じ抜いて最後までやり切って、目標を達成できなくても、それはそれです。元々目標をすぐに達成することは容易ではないです。失敗したとしても、SFAで反省して、また目標に挑戦し続ければ、必ず目標を達成する日は訪れます。


絶対に、先生だけは逃げないでください。どんな悪い状況であろうと、「必ず目標を達成する!」と心に誓い、前へと進んでください。


テスト直しについては、以下指導ブログ記事も是非参照ください!!
指導ブログ:「テストやり直しサポートプリントを作る 」
http://ameblo.jp/gutsguts114/entry-11033819785.html


指導ブログ:「定期テストをやり直す(テストノートを作る)」
http://ameblo.jp/gutsguts114/entry-11081918375.html