せんせい通信:創意工夫が生徒の成績を伸ばすんだ!! | プロ家庭教師の勉強の教え方を大公開・ガッツ家庭教師

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ガッツ家庭教師の先生たちと共に作る教育ブログ。多くの先生が現場で培った経験を元に執筆しています。現場主義だから、効果も高い。

ガッツ家庭教師の先生たちの良いところは、日々改善を実践しているところだと思います。悪いところを見つけたら、どうやったら改善するかを考え、そのアイデアを実践していく。地味なことだと感じるかも知れませんが、私は、このサイクルを続けることこそが生徒の成績アップへの近道と思っています。今回は、色々な先生の改善策・改善点をお伝えします。

改善点:英単語を覚える意欲がない(T先生)

改善策:1日10コずつ単語カードを利用して毎日覚えることを義務づけ、必ず小テストを実施。先に重要英単語を覚えさせ、覚えたことにより英語が分かりやすくなったと実感を与えやる気を出させる。


改善点:歴史で要点をノートにまとめても、頭に入っていかない(R先生)

改善策:教科書や参考書通りの順番にノートをまとめるのではなく、"人物"を軸に、その人が行った制度を書き加えたり、次の人物(権力を握る人)へと変わった理由や出来事を矢印などを使って、今までと違うまとめ方でやる。


改善点:算数の順列の問題で数え忘れることが多い(N先生)

改善策:ちゃんと自分の中で数える順番を決めて数えさせたり、樹形図を書かせたりする。


改善点:時間通りにはじめられない(E先生)

改善策:「先生は約束通りに来るから、○○君も時間を守ろう」と約束した。本人が納得したことは実行してくれるはず。ダメなら別の方法を考える。


改善点:一般動詞が出てきて、英文法が理解できなくなった(M先生)

改善策:お母様と相談した結果、be動詞の認識にも問題があることが分かった。まず一般動詞を覚えてもらい、そこから文の作り方を学習していく。


改善点:数学の問題で手が止まる(簡単なところで)(Y先生)

改善策:問題文をしっかり読んでいなかったり、ケアレスミスがあったりするので、途中式や大事なところに下線を引く。


改善点:体調不良がやや多い(M先生)

改善策:おそらく、やる気から来る体調不良がいくつかあったと思います。体調管理も一つの自己管理だと思います。ただし、ハッキリそういうのではなく、少しずつ自己管理のことを教えようと思います。


改善点:単語が覚えられない(S先生)

改善策:分からない単語はすぐに辞書をひいて確認し、発音と意味を声に出して言いながらたくさん書いて暗記させる。分からない単語をメモしておいて、次の指導でテストする。


改善点:一度やった問題が解けない(S先生)

改善策:何回もやり直すように、復習の大切さを教える。特にまちがえる問題は、1ヶ月後などにもう一度出題する。


T先生は、単語カードをやらせるだけではなく、小テストを実施、さらに単語を覚えてどんなに得するかを体感させるという3つの改善策を考え出しています。R先生は、人物という側面から再整理させて覚えやすくしようと工夫しています。N先生は、図示することを導入することでより理解しやすい形になるよう工夫しています。E先生は、生徒と一緒に約束(ルール)を作っています。M先生は、親御さんと相談して指導の方針を決めていますM先生は、生徒への注意をすぐに直言するのではなく、タイミングを見て行おうと決めています。S先生は、五感を使って覚えることを教え、小テストで確認しています。 大切なことは、生徒に合わせた対策を考えて繰り出すことです。人や環境のせいにするのではなく、自分のこととして捉えて考えてみましょう。真剣に考えれば、解決策は必ずあります。