「障害者の学級」 | 一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

いや、まだ一人息子と決まったわけじゃないけど。息子6歳。一往復の簡単なコミュニケーションはできます。会話できませんがエコラリアは天下一品。障害児育児と不妊治療の愚痴を綴った本音ブログ。

 

 

 

 

 

 

先日、支援学級の授業参観に行ってきました。

 


内容は1〜6年までの支援学級生の「学級活動」。

 


体育館で、粗大運動を取り入れたゲームや

チームで取り組む遊びでした。

 

 

できれば、出産直後で行けなかったけど4月に行われた座学の授業参観が見たかった・・

 

 

とりあえず今回は参加してみました。

 

 

行ってみてまず思ったのは、児童が多い。

(保護者も多い)

 

 

1〜6年生まで27名だそう。

 

 

(それなのに、息子の学年は息子しかいない・・)

 

 

今回の授業内容は、まぁ療育なんかで見慣れた感じで


息子はいつもどおり楽しそうに積極的に取り組んでいました。

 

 

癇癪をおこして先生二人に抱えられてなだめられている児童がいました。

 

 

こういうときに周りから白い目で見られることがないのが支援学級。


保護者たちから「いいんだよ」っていう空気が温かさを感じます。

 

 

その授業が終わったら保護者たちだけでの懇談会。

 

 

事前にアンケートで育児に関して興味のある項目を訊かれ

その項目ごとにグループに分かれて行われました。

 

 

私は「将来の進路・就職」という項目のグループでした。

 

 

5人いた保護者の中でほとんどが6年生の保護者でした。

 

 

場違いだったかなと思いました。

 

 

そこで得た情報としては

 

 

丸レッド中学で支援学級から普通級への転籍はあまりないが、過去の事例はある


丸レッド中学で支援学級に在籍してる場合、

内申書はないが、文章で学力について記載することができる(内申書代わりに)。普段から学力があり、入試でも点が取れていれば通常の高校に入学することはできる(←これは私の地域だけの話かもしれません)

 

 

最後に



「こどもから『どうして自分はおひさま学級(支援学級)なの?』と訊かれたら、どう答えたらいいでしょうか」

という質問が出ました。

 

 

 

 

6年生のお母さんが体験談として話をしてくれました。

 

 

お子さんが4年生のときに、クラスメイトから 

 

「おひさま学級は障害者の学級だろ」と言われたそうです。

 

 

それで、お子さんは

「どうして僕はおひさま学級なのか」と訊いてきたそうです。

 

 

お母さんは

「目が悪い人がメガネをかけるように、足が悪い人が杖を使うように、〇〇くんもできないことがあるときにサポートをたくさん受けられるように、おひさま学級に入ったんだよ」と涙ながらに言われました。

 

 


「障害者の学級」

 

 

私にとってもガツンとくるワードでした。

 

 


息子も今はなんの疑問ももたずに、おひさま学級と交流学級といったりきたりしていますが

いつか疑問に思うのでしょうか。

 

 

どうして僕だけ、おひさま学級にいったりきたりしているんだろう。

 

 

どうして僕だけ、サポートしてくれる大人がそばにいるんだろう。

 

 

どうして僕だけ、みんなと下校するのではなくお迎えがきて別の施設へ行っているのだろう。

 

 

 

「その時」がきたら

 

私はどう答えようか。

 

 

 

「障害がある」ことまで伝えるのか

 

このお母さんのように、「目的」のみを伝えるのか

 

 

 

こういった試練や同級生からの偏見は

障害児の親の共通ミッション。

 

 

もし、私の息子がそう言ってきたら・・と考えると

私も涙を流していました。