今月から来月まで、市が主催する療育が始まった。
市内の年中で加配の先生がついている子を対象としたものだと思う。
週に1回の療育には、毎回加配の先生も付きそう。
市と保育園と保護者が、5月に決定するこどもの進路について判断するための取り組みだ。
息子にとっては2年ぶりの療育。
本人には「今から遊びに行くよ」と伝えて、市の施設に向かった。
市の施設につくと初めての場所で抵抗する場面もあったが、なんとかなだめて療育会場に入る。
一緒に療育を受けるのは他に2名。
その子たちと机に横並びになり、加配の先生が側について塗り絵や絵描き歌、シール貼り、読み聞かせなどをする。
親は別室でその様子を見るというスタイル。
途中、場所を変えて運動療育もある。
他の二人の様子は
一人は「なんでここにいるんだろう?」というくらいしっかりしていた。
ちゃんと授業を受けるという姿勢だし、
答えは的確。会話もできている。
もう一人の子はおとなしい感じだったが
普通の子に見える。
息子だけ「あー…」っていう感じだった。
一応座っているが、落ち着きがない。
先生の指示に一発で反応ができず
加配の先生の促しとフォローで取り組める。
途中、おとなしい感じの子のセリフがツボったのか、それを繰り返してテンションが上がっていた。
エコラリアがねぇ〜…
同じことを繰り返すエコラリアがねぇ〜…
あー…ってなるのよねぇ~…
こうやって、他の子と一緒に何かやるってなったときに
自然と他の子と比べてしまう。
出された課題、ほとんどクリアしてたのに
他の子と比べてしまうサガ。
(絵描き歌だけ○が描けず加配の先生と一緒に描いてもらっていた)
比べたって仕方ないんだけど。
でも、これが普通級なら確実に息子はついていけない。
普通級はフォローしてくれる人がいないから。
解散のとき息子が、おとなしい子に何度も
「バイバーイ」と繰り返していた。
今回の療育の様子を他の子と比べてしまうと
「2年前は軽度に近い中度の発達検査結果だったが
今は重度かも知れない」と思ってしまう。
支援級ではなく、支援学校もリアルに視野に入れた方がいいかもと思った。