独りぼっち | 一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

一人息子は会話のできない自閉症~ときどき不妊治療~

いや、まだ一人息子と決まったわけじゃないけど。息子6歳。一往復の簡単なコミュニケーションはできます。会話できませんがエコラリアは天下一品。障害児育児と不妊治療の愚痴を綴った本音ブログ。

 

 

 

 

 

 

 

2年前に買った息子のズボン。

 

 

当初はぶかぶかで、裾を折り返してはいていたものが

 

今年はつんつるてんになっていた。

 

 

こういうのを見ると嬉しさとか感慨深いとかいうより

 

 

寂しくて切なくなる。

 

 

大きくなっちゃったんだなぁ〜と。

 

 

二人目不妊に悩んでいる私としては

 

一日一日

 

惜しみながら息子と過ごしている。

 

 

私には「子供一人分」の育児しか与えられないかもしれないから

 

 

この時間は貴重で尊いものだと将来の視点に立って考える。

 

 

将来の視点・・・

 

 

 

ふと思った。

 

このまま一人っ子の息子は

 

私たちが死んだらどうなるんだろう。

 

 

 

不妊治療もよくない結果で終わりそうだ。

一人っ子で終わる可能性が高い。

 

 

 

今までは漠然とイメージしていたのは「障害者である将来の彼」。

 

 

今新たに「障害者かつ一人っ子である将来の彼」としてイメージしてみる。

 

 

 

彼がどこまで社会に溶け込めるのか。

 

 

健常の世界でなんとかやっていけるのか

 

 

もしくは作業所などに通うのか

 

 

グループホームで生活するのか。

 

 

ここの地域には親戚もいない。

 

 

 

息子の結婚は期待しない方がいい。

 

 

息子が社交的で友人をいっぱいつくり、年をとっても関係を維持するというのも考えにくい。

 

 

 

 

ドライな実兄一家とは疎遠になると思うし

 

夫の兄弟たちは独身を貫くだろうし、結婚したとしても今と同様疎遠状態だろう。

 

 

 

 

 

 

 

私たち亡き後

 

 

彼はひとりぼっちになる。

 

 

 

ひとりぼっち。

 

 

 

 

 

もし不妊治療が実って息子にきょうだいができたとしても

 

 

きょうだいに面倒を見させるつもりは全くないが

 

身内が一人もいないとは孤独を感じないだろうか。

 

 

 

アパートを借りたり、入院するときも保証人が必要だ。

 

 

自分のことをよく知っている人、

 

 

何ヶ月かに一度、電話で雑談できる身内がいるだけでも心強い。

 

 

そういうきょうだいを作ってあげられなかった場合

 

 

息子の交友関係が広がるようにコミュニティの種をまいておかなければならないのではないか。

 

 

 

 

障害がある状態で産んでしまって

 

 

きょうだいもいなくて

 

 

 

ごめんね・・・

 

 

 

 

子どもを産む前は

 

「あなたの人生だから自分の責任のもと、自由にしなさい」と言って

 


こどもの意見を尊重する子育てをしようと思っていた。

 

 

 

 

それが言えないのが知的障害児の親。

 

 

 

年長の5月には支援学校か支援級か普通級か進路を決定しなければならない。

 

 

多くの健常者の

 

初めての人生の選択は高校を選ぶ15歳だろうか。

 

 

 

障害がある息子は、5歳でおおまかな道筋を親が決めないといけない。

 

 

息子の進学のことも

 

 

自分たち亡き後のことも

 

 

彼が一人でも生きていけるように道筋をつくってあげてからじゃないと、死ねない。

 

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