今日は息子の発達障害を定期的に診てもらう日でした。
ちょうど1年前、息子は3歳4か月でこのクリニックで自閉症と診断されました。
診断後、毎回医師は「最近どうですか〜?」と訊くだけで
私が「〜なんですが…」と相談すると
「まぁ、物事がわかるようになれば問題ないですよ〜」と無意味でやる気のないコメントばかりで
正直、定期検診の意味を感じない状態。
1年前の初診、シロウトの私の判断としては
言語の遅れ以外自閉症のチェック項目のほとんどが当てはまらなかったので
言語を司る脳の部分に障害があるのかと思っていました。
たぶん
自閉症であってほしくない
と思いながらチェックしていたからあてはまる項目がなかったのだと思います(笑)
児童精神科医の質問に答えること20分、
あっさり「自閉スペクトラム症ですね」と言われ、うそだ!と思いました。
「えっでも、目も合うし、人に興味もってるし、手をヒラヒラさせたりとかしないですよ??」と
私は膝の上に乗ってきた息子を抱きながら医師に反撃をしました。
20分話聴いて息子の様子見ただけでしょ??
なんかテストとかしてから診断するんじゃないの??
と心の中で思いながら。
「今、横目でこちらを見ていますよね。それは自閉症の傾向なんですよね」
確かに。息子はチラッと横目で医師を見ていました。
えっそんなの誰でもするんじゃない?違和感あるほどじゃないけど。
と私は心の中でまだ反論していました。
ともあれ、ショックな気持ちと、障害だったことに安堵を覚えました。
障害があるんだったら発達の遅れは仕方ない、と。
3年間発達の遅れに対して感じていた焦りや苛立ちが和らぎました。
でも、診断後から精神的にきつかったです。
子どもが自閉症であることを向き合っていかないといけないのがつらかったです。
今も障害の受容ができていません。
受容できるようになるにはもっと時間がかかると思います。
で
人間って不思議ですよね~
半分医師の診断に不信感を抱きながら、
診断されたその足で本屋さんへ行き
発達障害の本を立ち読みしました。
息子が自閉症だという視点でチェック項目を見ていくと
あれ、これもこれも当てはまるかも・・・
ってものが結構ありました(笑)
あれから1年・・・・
息子は立派に自閉症を開花させていっています。
診断前の傾向
・横目
・エコラリア
・親が指さししてもその先を見ない
・言葉が遅い
・水遊びが好き
この1年でするようになった自閉症の行動
・車のおもちゃ(物)を並べる
・かしこまったとき(あいさつ、依頼時、謝罪時)に目が合わない
・暇なときくるくる回る(頻度少)
・いつもと違うこと、新しいところへ行くとパニックになる
・オウム返し
・嫌な体験があった場所に行くとパニック(頻度少)
・やってほしいときに親の手を掴む(クレーン現象。頻度少)
・こだわり(すべての電化製品のボタンを自分が押さないと泣くなど)
・頭をたたいたり、壁に打ち付けたりの自傷行為(頻度少)
・いってきます、ただいま、お帰り、いってらっしゃいが混乱する。
・服の前後をよく間違う
・キャッチボールがヘタ
思いつくだけでこれだけ
もっとあると思います。
最近車のおもちゃを並べるようになり
「あ~新しい自閉症の能力獲得したんやなぁ~」って思いました。
数か月前の私ならゾッとして
「車並べちゃだめっ!!」と言ってたと思います。
本屋でくるくる回ってたときは
自閉症がやることするのやめてって思いながら
必死でやめさせてました。
自閉症なんだから、自閉症児がやりがちなことやるのは自然なことなんだけど
それを息子がやるのは強い拒絶反応してました。
こどもが産まれて
あぁ、健康に産まれて来てくれてよかった
と思ってたのに、数年後に発覚する障害があるなんて。
もし、第二子が生まれるという奇跡が起きたら、
私はその子に超絶発達に関して目を光らせると思います。( ✧Д✧)
障害を診断されてから1年。
診断(レッテル貼り)されてようがされてまいが息子は息子。
障害を個性や特性と受け止められるように、
これからも育児を通して私も成長できたらいいなと思います。
で、
あの意味ない児童精神科クリニックは今日で通院ヤメました。
ついに私、怒りを隠しきれませんでした。
今度紹介状受け取りに行きます