すごい評判だったので期待が大きかった分だけ肩すかしを食らいました。まず面食らったのは、自叙伝とかエッセイではなく、飯島夏樹さんの実生活をモデルにした創作なんですね^^;。
世界的プロウィンドサーファー。
肝細胞ガンで余命宣告を受ける。
ハワイ在住。
あまりにも飯島夏樹さん自身のプロフィールが前面に出すぎていたし、宣伝にも本の帯にも、ノンフィクションだとは一言も説明されていなかったので、出版社とマスコミの宣伝に巧く騙された気がします。
先入観で、飯島さんの自叙伝だと思って読み始めたので、話の展開についていけないまま読み終わりました。
文章も構成もちょっと読みにくいのですが、それでも、技巧を凝らさない何気ない文章なのに、随所で涙がポロポロ出て止まらなくなるのは、飯島さんの持つ「生きる」情熱と重みなのだと思います。
そして、もうひとつの魅力は飯島さんのスポーツマンシップと素直でユニークな人柄。闘病生活の苦しみや悲しみ、心の弱さを少しずつ吐き出しながらも、それが、彼の家族と周りの人々やハワイの風景に溶け込んで、最期まで爽やかな印象を与えてくれました。
結局自分が死んでからも残るものって、"人に与えたもの”それだけだ。
その中でも大事なことは”目に見えないもの”だっていうことに気がついたんだ。(中略)
今度は自分の事はもうどうでもいいから、どんどん与えて、優しくして、
愛し尽くそうって思ったんだ。
残念ながら、飯島さんは、2005年2月末に天国に召されました。
今頃は天国でサーフィンをしながら、奥様たちのことを待っていらっしゃるのね。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
著者: 飯島 夏樹
タイトル: 天国で君に逢えたら
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