藤本義一といえば、
私が子供の頃に活躍していた人だから、若い方はご存じないかもしれないけれど、しゃばだばしゃばだば~♪でお馴染みの「11PM」という深夜番組の司会者をしていた人である。
男の顔は領収書
女の顔は請求書
という、コピーライターも真っ青な言葉を生み出し一世を風靡していた。
当時、メディアの寵児として脚光を浴びていた藤本さんの「人生哲学」が満載のこの本。どんな時代にも、書いている人が波に乗って輝いていれば、この手の本は売れるらしい。
昭和55年刊行の中から飛び出してくる、混沌なる昭和の絶頂期。
なんだか懐かしいなぁ。
あの頃はみんな何かに向かって必死で生きていたんだ。
お父さんは、仕事とお金のために。
お母さんは、子どもと見栄のために。
子供さんは、いい学校といい生活のために。
欲望が生でぎらぎらしていた時代。
そのくせどっかぬけてた時代。
不便さゆえにシンプルでわかりやすかった時代。
<人生とは障害物レースであり、挫折はつきものである。
これを苦労や忍耐といった言葉に置き換えてしまうものだが、それこそ人生の領収書ではないか。>
男の顔は領収書とは、
<支払ったものに対しての答え、受け取り、証明というものであり、じぶんがやるのではなく、常に取引した相手がやるということである。>
つまり人さまの評価が顔に表れるってことですかぁ?
人間、男も女も結局生き様が顔に出てしまうという教訓です。
女の顔についての記述も手厳しい。
<女性の顔も結婚以前と結婚以降で大きく変わる。(中略)
野良犬タイプとか家畜タイプ男性と結婚という名の共同生活をやっていくと、三十代半ばから、四十代にかけて、苛立ちの表情になったり、あきらめの顔になったりする。
それは、夫に請求書をつきつける顔でもある。>
ふむふむ。
ぐた夫は、家畜顔かもしれないけど、家畜タイプじゃないようだ(笑)。
で、私はといえば、夫にカロリー表をつきつける心優しき妻の顔である。
言葉尻をとらえての屁理屈が多いのだが、そこを「へえ~」と思わせてしまう処が、大阪出身のおっちゃんの強みである(笑)。最近はお元気なんでしょうか?
あのねあのね、
今気づいたんだけど藤本義一ってヒロシに似ている(そりゃ逆です)。
若い頃の藤本さんはもっとヒロシ似だった気がするけど、その頃の写真がなくて残念ですわ。
ギイチですってば。
ヒロシですってば。- で、領収書は貰いましたか?
- 著者: 藤本 義一
- タイトル: 男の顔は領収書









