rooms 倉橋由美子さんが亡くなられた。

Ahaha堂本舗のブログでは、短い記事の中に、ahahaさん の哀悼の気持ちがよく表れている。


作家の死とは、辛いものだ。



会ったことがなくても、芸能人や著名人の死というものは、我々の心になんらかの傷跡を残すものだ。

が、私にとって、作家の死というものは特に心に響いてしまう。

何故ならば、文芸作品というのは、その人の精神そのものだと思うからだ。


一度、それを覗いて知ってしまった以上は、なにやら知人が亡くなったような喪失感と、時間を共有した後ろめたさを感じてしまう。

それから悲しみがそっとやってくる。

もう二度と、その人の新しい作品に出逢えることはないのだ。

その人の過去を振り返ることしかできないのだ。


作家というのは、総じて長生きできる人は少ない。

これは、作家業がいかに心身共に激務で、毒のある仕事かの証明でもある。


また自殺した作家のなんと多いことか。

作家の自殺率。などというものが存在するかどうか知らないが、あるとしたらかなりの確率だろう。

芥川龍之介、有島武郎、太宰治、火野葦平、三島由紀夫、川端康成、鷺沢萠、加堂秀三、矢川澄子、江藤淳、野沢尚、森村桂...

(思いつくまま、順不同)


近年は作家も賢く(?)、小奇麗になり、サラリーマンのごとく、きちんとスケジュール通りに仕事をしたり、健康管理にも充分気をつける作家が多くなった。つまり自己管理が出来るのである。

けれど元来、作家とは不摂生、不養生がモットーであったような気もする。


自分勝手を言わせて貰えば、作家とはある程度の無頼感があり、通常の市民生活では修まりきらない『なにか』を抱えて、生きていて欲しいのである。


その何かとは、作家の内臓からはみ出してしまった情熱だったり、愛憎だったり、怒りだったり、哀しみだったり。。。


我々は、まことに勝手ながら、そういった破綻した非日常や非現実的な生き様が描き出したものを、冷ややかに見つめるのである。

まるでひとごとのように。


☆☆☆
倉橋 由美子
倉橋由美子の怪奇掌篇 b-blue

d254 無頼派とは、

太平洋戦争後、近代の既成文学全般への批判に基づき、同傾向の作風を示した一群の作家たちを総称する呼び方。

象徴的な同人誌はなく、範囲が明確かつ具体的な集団ではない。


坂口安吾、太宰治、織田作之助 を中心に、石川淳、伊藤整、高見順、田中英光、檀一雄 などを指すことが多い。


(以上、ウィキペディアより抜粋)


とあるが、簡単に言えば、無頼派=放蕩派というイメージで現代は使われている。

すなわち、無頼派の条件としては、


大酒飲み。または、アルコール依存症。

女好き。または、女泣かせ。

ギャンブル狂。

借金地獄。または、貧困。

病身。

優柔不断。


上記のうち、4つ当て嵌まれば、あなたは立派な無頼派である。^^;

無頼派などと呼ばれれば、なにやらかっこよく聞こえてしまうが、なあに、ただの「どうしょうもない奴」のことなので、心しておくように。(笑)


近年では、阿佐田哲也 伊集院静 などが、無頼派などともて囃されていたが、とんでもない!

無頼派というのは、伊集院氏のように、

野球選手に成りそこなうほどの運動神経はあってはならないし、

祇園の舞妓さんと同棲したり、一流女優ばっかりと結婚してたりはしないのである^^;。

その上、綺麗で洒落た服装をしていたり、清潔で住み心地のいい家に住んでいるのなら、残念ながら無頼派とは呼んじゃいけないのである。


世間一般の定義とは違うかもしれないが、

私の考える無頼派代表は勿論、太宰治 坂口安吾 である。

自分自身をとことん追い詰めて、苦しみがなければ書けない。

といったような、苦しみを飯の種にする苦しみ。

その悪循環の中でしか生み出せない芸術。

我が身を喰らいながら生きていく苦しみ。

自分の最も柔らかくて痛いところ、最も人に見られたくないところを見せなければならない苦しみ。

そして羞恥心。

そうだ、この羞恥心こそが、無頼派としての最たる資質なのではないだろうか。


誰にだって、苦しみはある。

あるけれども、羞恥心やはにかみだけは、誰にでもあるというものではない。

だからこそ、人はそのはにかみに惹かれるのかもしれない。


そして、無頼派たちの弱さに共感するのではなくて、その弱さと脆さをさらけ出す勇気に心打たれるのである。

無頼派はぽちり♪→banblue


著者: 青山 光二
タイトル: 純血無頼派の生きた時代―織田作之助・太宰治を中心に

*この本は読んでいません。ブログで検索して出てきただけ~^^;。

 読んだ方はぜひ感想くださいね♪

d268













時宜を得て、漠然と読みたかった本に思わず出会ってしまうことがある。

私がいつも、「本との出会いには縁が不可欠」と思うのは、こういう瞬間である。


坂口安吾は、太宰治織田作之助などの無頼派作家関連で、学生時代に読み漁った。

はずだった。

ところが、『不良少年とキリスト』は、キリストという題名に拒絶反応を起こして避けたんだろうな、きっと。読んだ記憶がない。

(いつも申し上げるが、キリスト教が嫌いなのではない。知識がないので勉強をするのが億劫で避けて通ってきただけなのだ。^^;)


今回、『堕落論』の短編集を読み直そうと手にしたとき、風マリアー☆ーのしらいしさん や手当たり次第の本棚のとらさん の影響もあり、キリストの文字に惹かれて、そこから読んでみた。


内容はキリスト教にはあまり関係がない。強いて言えば、キリスト教作家の芥川龍之介がチラリと出てくる程度だ。(ほっ)

この章は坂口安吾が、自殺した太宰治について書いたものある。


太宰の死を誰よりも早く知った安吾は、マスコミの来襲を予測して、記者あてに置手紙を残して、いち早く姿を消したらしい。置手紙の日付が新聞記事よりも早かったので、太宰の自殺は狂言で、安吾が太宰と山崎富栄を匿っているというデマが飛んだそうである。

<新聞記者のカンチガイがほんとうであったら、大いに、よかった。(中略)ほんとうの自殺よりも、狂言自殺をたくらむだけのイタズラができたら、太宰の文学はもっと優れたものになったろうと私は思っている。>


今まで太宰治に関する多くの『太宰論』を読んだつもりだが、坂口安吾が書いたこの章が、私にとって一番しっくり納得できた。


以前、小林秀雄 の感情文で、有名人が死ぬと、友人・知人が寄ってたかって、故人の追想文を発表すると書いた。

特に太宰治関連では、昔、檀一雄の書いたものを読んで以来、檀一雄 どころか檀ふみまでが大嫌いになった記憶がある。(単純ですみません^^;)


太宰治とある程度の微妙な距離をわざと置きながら、太宰の苦悩を一番肌身で理解していたのは坂口安吾だったのではないだろうか。何十年も経って、目にしたこの章で、やっと胸のつかえがおりた気がした。

題名に太宰治のだの字も出さなかった処は、さすが安吾であり、やっぱり安吾である。

☆☆☆☆☆

著者: 坂口 安吾
タイトル: 教祖の文学・不良少年とキリスト―坂口安吾エッセイ選
著者: 坂口 安吾
タイトル: 堕落論

*私の手元にある角川文庫『堕落論』の中には『不良少年とキリスト』が編纂されているのですが、アマゾンウェブ上では、残念ながらみつかりませんでした。

昔むかし、この本を買ったとき、とても嬉しかったことを憶えている。
大人向け童話として、残酷さとエロティシズムが新鮮だったし、倉橋由美子+山下清澄のコラボレーションが、本の内容にぴったりだったからだ。

だから私の中では、☆☆☆☆☆として大事にとっておいた本である。

ところが、月日というのは不思議なものである。

今回、読むとムカついて仕方がない。

例のごとく、内容は
生まれて初めて読むかのごとく、記憶にない(^^;)。

しかし、数ページも読めば、もうオチは見え見えである。

白雪姫が出てこようが、人魚姫が出てこようが、行き着く所はSEXの話である。

倉橋由美子の魅力はである。
それはそれでいいけれども、文芸作品というよりは、ただのパロディーにすぎない。
ある作家の魅力がそのまま嫌悪感に変わってしまうことは度々ある。

旧仮名遣いも嫌味ったらしい。
巻末の教訓も嫌らしい。

ね~、不思議でしょ?

やっぱり私、最近疲れているんだわ。。。
白雪姫じゃないけれど、毒にやられた。
(あ、まあ時々似ているとは言われますけど。。。)
↑↑↑
見たんか?白雪姫を!

心身ともに元気じゃないと、読めない本ってあるのは確か。

***
山下清澄の版画が素敵な本なのに、AmazonWebに写真が載っていないのが残念。
私の持っている本は古いから、たいてい載っていないんです(泣)。



著者: 倉橋 由美子
タイトル: 大人のための残酷童話


*****

この記事は2005年2月15日のものです。

倉橋由美子さんが6月10日にお亡くなりになりました。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2005年6月14日


dasa2-4 アメブロのアメーバーが27万人を突破!

一生のうちに、全ブロガーを訪問するのは不可能になりました。

(当たり前じゃ!)

毎日私たちが目にしているブログは、ほんの極々一部なのですが、その中には、面白いタイトル気になるタイトルのブログもありますよね。今回は、そんなブログタイトルを集めてみました。

本を選ぶときもそうですが、未知のブログを選ぶときに、真っ先に目にするのはブログタイトル。

題名がそのものズバリなのは、判断するときにとても助かりますけど、

ちょっと変わった名前だと覗いて見たくなるのが人情。


その心理をついて、わざと変わったタイトルを命名するブログもありますけど、そこはブロガーの腕の見せ所。


それでは、またまた袖摺りあうも多少の5円くれよ!で参りましょうか。

例のごとく、根回しなし、承認なし、抜き打ちで参りますわよ!


まずは読書感情文専属毒者さまから。。。


このブログは現在使われておりません。

何度も言うけどねぇ、こんな名前にするから、みんな帰っちゃうんだってばあ。(爆)


物欲道

なんか関西のおっさんサイトかな?

と思いきや、美しいお姉さまの洗練されたサイトでんがな^^;。


☆ココロ開くまでアシ開かんやろ、やっぱ☆

以前のタイトルもヨカッタよね?

『☆ココロ開くよりアシ開くのが先やろ、やっぱ☆』 残念~!


ばかちん!

なんて云われると、はいはい!って行きたくなる^^;。な~んかストレートでいいなぁ♪


おんな道

お水系サイトかな?

と思ったら、一人で母、嫁、妻、娘、女優を演じて頑張ってるママです。


KAI-TAI-TETO-RIEVER (カイタイテトリーバー)

なんじゃこれ?どういう意味?って絶対に気になる!でしょでしょ^^;。


おいしい珈琲いかがですか?

はいはい、いただきます!珈琲が漢字だったのが感じよい.。(をい!)


新書野郎

なんかカッコイイですよね。内容もすっきりとクール。


刀と鞘の裏事情・頭とアソコは使ってナンボ

うまっ!非常に優れたタイトルだと思います^^;。


男の気持ち~伝えたい言葉があるblog~

へええ!知りたい知りたい、男の気持ち♪でしょでしょ?

女性は必見。男性も必見。(笑)

Takatakatakatan's Club

ああ、めんどくさ!と思いながら一字ずつ律義に読んでみる。

takax3+tan's。

夫婦漫才フロム大阪~ようこそ!こんなところへ~

こんなタイトルだったら、どんなとこでも行ってみるわな。(笑)

風の鬨(こえ)

風の声ではなくて、風の鬨。洒落てるなあ。読み方を入れてくれたのも嬉しい。

風マリア -☆-

いいよなあ、なんだか微風が吹くような優しい感じ。。。

ところが中にはコワイおばはんがっ(あわわ)


脱!三日坊主

類は友を呼びそうなブログタイトルには弱いんです。


夫をネタにするブログ。●肉球募集中●

夫がいる人と猫好きには堪らないタイトル(笑)。夫帯者は100%覗いてみたはず(笑)。


ぶっちゃけ、どうでもいい。

ほんとにほんとに^^;、どうでもよくて大笑い!


delusive pen

delusive = 惑わせる pen = 書,文筆,ペン,檻,囲い...だそうです。かっこいいねぇ♪


◆Ahaha堂本舗◆

あのね、第一印象は、「なんか美味そうな名前だなぁ」(爆)。

(恐るべし食い意地!)


手当たり次第の本棚

本好きにはたまらないタイトル。手当たり次第の冷蔵庫ってのも欲しい。


ぐるぐる日記

目が廻りそうだけど語呂がいいなあ。(笑) ぐたぐた日記もいいかしら?


ライムのあくび

ライムがあくびすんのかっ!?ってツッコミたくなるよね。するんだな、これが。(笑)


読書感情文

感情丸出しの読書感想ふんっ! いやぁ、実に見事なタイトルですな。

(*^. ^*)オホホホ!



*****


今回、勝手に名指しされてしまったブログ様、申し訳ありませんでした!

ご協力ありがとうございました!

皆様もお薦めのブログタイトルがありましたら、コメントまたはTBしてくださいね。自推、他推を問いません。

採用された方には抽選で30万人さまに、ぐたのサイン入り。。。(いらないってば!)


お気に入りのブログがございましたら、ぜひ読者登録をなさってみてはいかがでしょうか?きっと良いお友達になれますよ!

注:読者登録の際は「ぐたさんの所からやってきました!」のコメントを残してくださると、「え?ぐたさんの友達かよっ」と読者登録を拒絶される可能性があります。


著者: 高瀬 賢一
タイトル: ウケるブログ―Webで文章を“読ませる”ための100のコツ

*この本は読んでいません。ブログで検索して出てきただけ~^^;。

 読んだ方はぜひ感想くださいね♪


ブログりの一品は。。。→b-red