guta

以前、アメブロのトラックバックステーションに

眠れぬ夜にはミステリーを」というお題があった。

ご丁寧に「ただし、ミステリーにハマり過ぎて寝不足なんてことにならないようにくれぐれもご注意ください」という注意書きつきではあるが、これを書いたスタッフは、絶対に本好きじゃねえな!とバレた次第。(笑)

おいっ!ミステリーは、はなっから徹夜覚悟で命懸けで読むもんだいっ。てやんでぇ!


というわけで、お顔の肉と同様、ずるずる堕ちゆく「読書感情文」のランキングは、きっとこうしてアメブロに盾突くせいかもしれない。。。などと責任転嫁の必殺管理人。(笑)

自分の順位に今日気がついたアホ!((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル


てなことは、さておき。。。

遠藤周作先生のその名も「眠れぬ夜に読む本」

こちらは、ミステリーじゃないけれど、なかなかどうして、眠りたくなくなる本だった。(笑)

遠藤周作は、
芥川賞受賞作家であり、キリスト教作家としても有名であり、数々の名作を遺しているが、私としては彼のユーモアたっぷりのエッセイの方が好きである。

彼の「孤里庵閑話(こりあんかんわ)」というエッセイなどは、題名に困って考えつかず、

「こりゃあかんわ」から「こりあんかんわ」と名付けたものなのだ。

「くたばってしまえ」の「二葉亭四迷(ふたばていしめい)」も生きていたら、いいコンビである。

そしてもう一つの魅力は、遠藤周作的好奇心。

キューポラあり、ユングあり、エドガー・ケイシーあり、心理学や超常現象にも興味のある著者の話題は尽きない。

宗教の話、哲学文学歴史の話、巷の話題ととにかく話題が豊富で、古臭さは少しも感じられない。(1987年初刊)

<昔は文庫は古典か、世評がしっかり定まったという名著名作に限定されていて、だから文庫に入れられるということは長距離競争に耐える本となったという意味で、執筆者にとっては嬉しいことだったのである。しかし今は、文庫に入れられるということは昔ほど名著ではなくなったことは確かだ。世評がこれを認めなくても、あまりにも多くの本が次々と文庫にされるからである。>


まったくその通り!

エッセイストは小説を書けないが、一流の作家は、一流のエッセイをも書くものだ。

☆☆☆☆

遠藤 周作
眠れぬ夜に読む本 b-blue
j59s

副題は「知っているようで知らない色の色々」

この本は、色と人の感情の関わりをはじめとする、色彩に関する薀蓄本。

目次では、・黒の章に分けてある。


そもそも、虹は七色だとばかり思っていたが、これは日本人だけの認識。

英語文化圏では六色。メキシコ原住民のマヤ族に至っては五色に分けるらしい。


驚いたのは、馬肝色という言葉は、中国史の本などによく出てくるが、これは馬の肝の色だそうだ。

猪肝色、羊肝色もあるらしい。(汗) さすが中国だなあ!


こういったことからも、色というのは大変主観的なものだということがわかる。

つまり、国や民族によって色に対する認識も感情も違うものなのだ。

うんうん。そういえば、日本では、「白髪」だけど、英語では「グレイヘア」である^^;。

本書、色に纏わるさまざまな逸話を世界中から集め、その色をきっかけに、歴史、文学、科学、哲学と話はジャンルを問わず、どんどん広がってゆく知識の宝庫である。

この幅広さは、薀蓄好きな人には堪らない魅力かもしれない。

なにかの状況で、話題に困った人は、まず、色の話から始めてみるのもいいかもしれない。

ただし、違いにはご注意を!(笑)

* * *

色の名前も、東西を問わず面白くて好きである。

子供の頃に、36色クレヨンというのがあり(当時はそれが最高色だった^^;)、色の名前と微妙な色の違いを飽かず眺めたものだった。


日本古来の色の名前は、読んでいるだけでも楽しい。

退紅(あらぞめ)、銀朱(ぎんしゅ)、薄縹(うすはなだ)、伽羅(きゃら)、梅幸茶(ばいこうちゃ)、東雲(しののめ)、銀鼠(ぎんねず)、焦香(こがれこう)、生壁色(なまかべいろ)。。。

漢字の国だなあ。とつくづく思う。

そして、日本の色はやはり植物からつけた名前が多いのが特徴。

欧米の色の名前も素敵である。

バーミリオン、ビリジアン、ミッドナイトブルー、サックスブルー、マルーン、モーヴ、ベイビーブルー、パウダーピンク、オールドローズ、スカーレット。。。


色の発見は、人間の感性の発見でもある。



☆☆☆☆☆
人はなぜ色にこだわるか
村山 貞也
人はなぜ色にこだわるか―知ってるようで知らない色の色々


編集後記

内容がてんこ盛りすぎて説明できないから、各自てめえで読むように。(笑)

(実は、浮気ばかりしているので、一ヶ月経ってもまだ読み終わってない・汗)

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merimaid
巷で流行の占いというのは、面白そうだけど、あまり信じない。

というよりも、逆に信じ込みやすいので、なるべく触らないことにしている。


ところが、ひょんなことから、「おとぎ話占い」 をやってみた。

結構まあまあかなり絶対当たっている。(なんなんだよぉ!)


占い方は簡単。

血液型と生年月日をインプットするのみ。


あたくしは「三匹の子豚 なのだ。(←註:姫という字は勝手につけました^^;)


三匹の子豚のあなたは、人の気持ちに敏感な、勘の鋭い人。
話も上手で、話題も豊富なあなたのもとには、自然と人が集まってきます。時にはオオカミも寄ってきますが、あなたは頭の良さと愛想の良さでオオカミの悪だくみを封じこめてしまいます。流行にも敏感で、最先端の情報をいち早く仕入れ、人に教えてあげる役割を受け持ちます。一つのことにじっくりと取り組むのはあまり得意ではありませんが、裏をかえせば、それは過去に執着せず、新しいことに次々と挑戦できる長所でもあります。


ふふん、まいったか?

ちなみに、ぐた夫は「にんぎょ姫」

人魚姫のあなたは、クールでエレガントな人。
あらゆる面でセンスが良く、行動にもスキがありません。友だちには親切で、むやみに怒ったりはしません。友達のけんかの仲裁など、もめごとを解決するのも得意です。心地のいい雰囲気を作るのが上手で、自然と人が集まってきます。ただ、真剣に何かにぶつかることを、ついつい避けてしまう傾向があります。周囲は、いい人だけど本当は何を考えているのか分からない、といった印象も持ちます。時には体面を捨てて、本当の自分をさらけ出してみるのも吉です。


あんだとおっ!?(怒)


なんで、あたくしが三匹の子豚で、ダンナが人魚姫なんだよ!?

内容はともかくも、名前が気に入らねえっ。

責任者出て来いっ!(笑)


「ぐたちゃん、また年を誤魔化してインプットしたんやろ?」

「それから、血液型もA型じゃないやろ、絶対に!」

ううむ、鋭い。

長年あたくしの夫をやってきただけのことはある。。。

で、公称は避けて正直にもやってみたけど、結局、子豚じゃわい!(号泣)


でも、占いって、大抵書かれたことは当て嵌まるんじゃないかしら?
人間というものは、誰しも陰陽両方の素質を持っていると思うんだけど。。。


たとえば、「アナタは社交的ですね」と出たとする。

「そうかしら?そう言われれば、ついつい幹事とか役員とかに抜擢されやすい性格ですわ。

あたくしって人望があるのね、きっと。。。」

などと言いながら、実は全身で出しゃばりオーラなのに、ご本人はそう思っていないだけの話かもしれない。。。


たとえば、「アナタは引っ込み思案ですね」と出たとする。

「そうそう、あたくしってとっても内気ですもの。

え?あそこに立っている若いお兄さんをナンパして来なさいって?

ええ~、そんなことできませんわ(羞)。。。あ、でもそれほどおっしゃるなら、(ダーッシュ!!!)」


つまり、どっちに転んでも「そうかもしれない」と思うところがミソ^^;。

人間の性格とは、本人の勘違いや周囲の人間の思い込みに依るところが大きい。(笑)
そして、「自分はこういう人だ」と思い込むほどつまらないことはない。

なんか支離滅裂だけど、まあいいか。。。(←これも、こういう性格^^;)






なめんなよ!


ついでに、 人の気持ちに敏感な(思い込みの激しい)あたくしは、ヤンキー占い もやってみてあげた。


これは、自分の名前をひらがなで記入するだけ。

ひらがな書けるか?


<あなたの名前をヤンキー風に書くと、ズバリ
愚汰
です!
愚汰さんの必殺技は暗黒蹴り
役職は東関東総長です!
愚汰さんのケンカの戦績は16勝6敗です! >


愚汰姐さんは、今日もで風切って歩くざます!

ふんっ、まいったか!


佐野 洋子
嘘ばっか―新釈・世界おとぎ話

*ごめんなさ~い! この本は読んでいません^^;。
 読んだ方はぜひ感想くださいね♪
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<日本人は、むかしは、「死にざま」を気にかけた。

今は「生きざま」を問題にする。

死に急ぐ、のではなく、生き急ぐ、ことを問題にする。>

なんというか名前かは知らないけれど、緑色の虫がいっぱい付いているこの本を、

手に取るのは勇気が要った。(笑)

しかし、人差し指と親指でつまんで、目次を開いて見たときに、買う決心がついた!

はずなのに、またレジで躊躇して、店員に「お買い上げですか?」と念を入れられたという、念入りな曰くつきの本である。(爆)


なんでこんな装丁にしたんだよお!(泣)

人の命は昆虫採集並みというパロディなのか。。。

この装丁はまったくいただけない。

けど、買った。(笑)


<考えてみれば、人類が創始されてこの方、死ぬことの出来なかった人はひとりもいない。みんな絶対に死にぞこなうことはないのである。

ならば、安心して、死の世界にひと足早く赴いた先輩たちの死にざまに学ぶことにしよう。>

というわけで、荒俣宏大明神監修というのにも興味が湧いた。


不謹慎ながら、本好きな私としては、有名作家の最期が記されている、この著には大変興味があった。

巻末の「戦後著名人 怪死・変死一覧」というのにも、色々と考えさせられることが多かった。


著名人の生きざまと死にざま。


人の口端に上る著名人の生きざまが、波乱万丈、破天荒、狂気、偉業など、凡人にないものであればあるほど、その死にざまも興味が湧くのが人情ではないか。


人間とは、こんな風に死んでしまうものなのか。。。


99人の生きざまが、ひとつとして同じものは無いように、その死にざまもにまた、99のドラマがある。


しかし。

人の死を、こうして標本のように羅列することが出来てしまう哀しみと可笑しみ。


人はなぜ生きて、どのように死ぬのか。

感情を排した記述の中で、深く考えさせられる一冊である。


☆☆☆☆
book
荒俣 宏
知識人99人の死に方 b-blue

moon

「手当たり次第の本棚」 のとらさんの書評を読んで、ずっと気になっていた本。


七人の作家が描く、七人の安倍晴明。

アンソロジーの場合、皆さんはどこから読んでいきますか?

初めから順番に?

私はまず好きな作家や気になる作家から。

今回は、澁澤龍彦から。


澁澤龍彦と安倍晴明という組み合わせが意外に思えたけど、考えてみたら、中世ヨーロッパの黒魔術と、中国から渡ってきた日本の陰陽道とは共通点が多いのでした^^;。


そして、田辺聖子の「愛の陰陽師」はいかにも女性らしい視点と、田辺聖子の古典に関する薀蓄が愉しめました。


どういうわけか、私の中では、荒俣宏。高橋克彦。夢枕爆。

この三人の見分けがつかないんです^^;。

作品の区分けじゃなくて、見分けってのがいいでしょ?(爆)←自分ひとりでウケてる。


私にとっては、ブームになった夢枕獏が描く、若くてカッコイイ安倍晴明のイメージが強いのですが、それぞれの作家が描く安倍晴明は、お爺ちゃんだったり少年だったりもして、なかなか愉しい。



アンソロジーっていうのは、結構好きなんです。

著名な作家を一同に集めて、ひじょうに得した気分なのであります。(笑)



一番面白かったのは、荒俣宏の日本の風水地帯を行く」でしょうか。

ご存知の通り、荒俣宏といえば、人気番組「トリビアの泉」でも、幅広い知識を見せてくれる小説家、翻訳家、大学教授、オカルティズムの第一人者。そして、亡き杉浦日向子 の元夫。

彼は活字中毒、博学としても有名で、その知識の深さ広さは相当なもの。


七人の安倍晴明。

それぞれ甲乙つけがたく、色々な晴明を想像しては、十分に満喫できました。


視鬼(高橋克彦)
愛の陰陽師(田辺聖子)
日本の風水地帯を行く―星と大地の不可思議(荒俣宏)
晴明。―暁の星神(加門七海)
鬼を操り、鬼となった人びと(小松和彦・内藤正敏)
三つの髑髏(渋沢龍彦)
下衆法師(夢枕獏)


☆☆☆☆


夢枕 獏
七人の安倍晴明 b-blue