閑話休題


向井 万起男
女房が宇宙を飛んだ


あたくしは、あまり宇宙に興味がないんですの。
だから、どのロケットがいつ飛んで、誰が乗っていて何をしていたかなどという話には耳を貸しません。
そして、この本も買う気はありません。(笑)
でも、以下の抜粋があまり面白かったので、引用だけはしておくざます。


宇宙飛行士の向井千秋さんが結婚される前のエピソードらしいです。

<あのね。みんな。おねえちゃんは別に結婚なんかしたくなかったんだけど、向井先生がうるさいもんだから、しかたなく結婚するのよ。ホントよ。向井先生は、私に死に水を取って欲しいって言うのよ。
そんでね、私は言ったのよ。そういうことなら、なにも結婚なんかしなくてもいいって。
向井先生が死にそうになった時に電話でもくれれば、水筒に水を入れて駆けつけてあげるからって>

うんうん♪好きだわあ、こういう人。
あたくしにそっくりだわ!(笑)

それでは、立花隆の書評の中から、気になった本。読みたい本のリストです。

本のタイトルに惑わされちゃいけません。
とにかく内容が面白そうです^^♪
といっても、ほとんどの本は手に入らないだろうな、高すぎて。。。^^;

大泉 実成
麻原彰晃を信じる人びと

ピーター ヘイニング, Peter Haining, 阿部 秀典
図説 世界霊界伝承事典

リン ピクネット, クライブ プリンス, Lynn Picknett, Clive Prince, 新井 雅代
トリノ聖骸布の謎

森 孝一
宗教からよむ「アメリカ」

エリザベス・マーシャル トーマス, Elizabeth Marshall Thomas, 木村 博江
猫たちの隠された生活

ジェフ グッデル, Jeff Goodell, 杉浦 茂樹
ハッカーを撃て!

増淵 宗一
茶道と十字架

キャロライン ムアヘッド, Caroline Moorehead, 芝 優子
トロイアの秘宝―その運命とシュリーマンの生涯

ピーター ヘイニング, Peter Haining, 阿部 秀典
図説 世界霊界伝承事典

笹川 良一
巣鴨日記

シーア コルボーン, ジョン・ピーターソン マイヤーズ, ダイアン ダマノスキ, Theo Colborn, John Peterson Myers, Dianne Dumanoski, 長尾 力, 堀 千恵子
奪われし未来

京 夫子, 船山 秀夫
毛沢東 最後の女

小川 和佑
立原道造―忘れがたみ (1975年)

高橋 健夫
油断の幻影―一技術将校の見た日米開戦の内幕

埴谷 雄高
埴谷雄高全集〈3〉

フランク パートノイ, Frank Partnoy, 森下 賢一

大破局(フィアスコ)―デリバティブという「怪物」にカモられる日本

スヴェトラーナ セミョーノヴァ, Svetlana Semyonova, 安岡 治子, 亀山 郁夫

フョードロフ伝



長くなったので続きます。(汗)




112706


久々に、第一線で活躍している忙しい男の文章を読んだ気がする。
あたくしのように、うだうだした言い回しとか、修辞句とか一切なしに、ズバズバと伝えたいことのみを、たたみ込むように書いていくさまは、いっそ気持ちがいい。(忙しいんだなあ、この人。と同情する^^;)
さすが書くことのプロである。

あたくしは本を読むときに、余計な先入観を持ちたくないので、出版時の状況とか書評とかは一切見ないで、読み始めることが多い。
書評という形式としては、柳田邦男の「人間の事実」に似ているんだけど、ジャンルはバラバラでも、そこはそれ、立花隆の方が、読ませ方を知っている^^;

短刀直入に、本の内容や情報を述べながら、かつ自分の意見もさらりと書き、読者がぜひ読みたくなるようにまとめる。というのは、並大抵の才能では出来ない。

いいないいな。あたくしもこんな風に書けたらな~♪

なんて思ったけど、もしそんなことが出来たら、とっくに作家になってますってば!(爆)

未読記事で書いた、目次にある一つのサブジェクトにある3つのテーマには、何の関連性もなく、ひとつひとつ独立した読書感想だったけれど、そんなことには関係なく、本当に面白く楽しく読めた。

まるで、興味がない本でも、立花氏の書評を読んでいると、どうしても読みたくなってくる。(笑)

というわけで、大絶賛のこの本だけど、難点は、挙げられている本がとても高価な本が多かったこと。ちょっとそこらへんの本屋さんでは入手困難なものがほとんどだけど、本好きとしては、書評を読むだけでも愉しめたりする。(笑)

というわけで、あたくしが読みたくなった本は。。。

あまりにも多すぎるので、次回リストしようと思います。

大量読書術・速読術については、巻頭で延べている。

こちらのほうは、東大出身者特有の、冗漫ではないんだけど、頭が良すぎてしつこい記述。(笑)

興味のある方は、各自てめえで立ち読みするようにね。(笑)

(21ー36ページくらいを読めば充分でしょう^^;)

最後に立花隆の忠告をひとつ。

<本に書いてあるからといって、何でもすぐに信用するな。自分で手にとって、自分で確かめるまで、人のいうことは信じるな。この本も含めて。>


はいっ、わかりました!

だからね、信用しちゃだめだってば。あたくしの読書感情文も。(笑)



立花 隆
ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術








柳田 邦男
人間の事実


関連記事:
ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・脅威の速読術(未読)






さて、前回の桐山靖雄 の本の内容なのだが。。。


「面白かったよ~」というのは、彼の本が面白いのではなくて、この本の中に出てきた、リボット・ソンディの「運命分析」という深層心理学の理論が面白かったのだ。(苦笑)


註:以下、ソンディに関する記述は、<【続】守護霊を持て>からの孫引きのみです。

ソンディという心理学者は、フロイトの個人の無意識層理論とユングの集合的無意識層(群集心理学)の中間層として、「家族的無意識」という領域を発見した人だそうである。

簡単にいうと、

「個人の中に抑圧されている祖先の欲求が、(その子孫の)恋愛、友情、職業、疫病、および死亡における無意識的選択行動となって、個人の運命を決定する」というのがソンディの理論。


そこで、ソンディは、ドストエフスキーを例に挙げて、「罪と罰」および「カラマーゾフの兄弟」は、ドストエフスキーの深層心理にある殺人衝動の表れであり、彼に作家としての才能がなければ、実際に殺人を犯してしまったかもしれない。というのだ。(実際に、ドストエフスキーの祖先の系列内に殺人者と聖職者が存在していた。バルザックも同様。)

話がずれてしまって恐縮だが、この「特殊な衝動」を芸術方面に昇華させた例はいくらでもある。

(以前記事にした、切り裂きジャックの容疑者・シッカートは、自分が殺した女性たちをモデルに絵を描いている→関連記事

また、ソンディは、遺伝的な要因での、自殺者の自殺方法も分析してる。
(実際に、自殺には実に様々な方法があるのだということに驚いたし、自殺方法にも精神分析的要因があるとは考えても見なかった)

ソンディの理論を挙げながら、ここで桐山靖雄は、ソンディの理論の欠陥に気づいたと述べ、「抑圧されている先祖の特殊な欲求」=「DNA」ではなく、「怨念」や「テレパシー」に置き換えている。

ううむ。この話の持って行きかたは非常に巧くできている!と感心してしまう。
こうやって学術理論を例に組み込むと、ソンディーの理論と桐山靖雄の理論のすり替えが容易になってしまうのだ。ぼーっと何も考えないで読んでいると、まるで、ソンディの理論よりも桐山靖雄の理論が世界的にも心理学的にも承認されているかのように読めてしまうのだ。つまり桐山師は話術のコツを心得ているわけだ。

つまり、桐山靖雄が言いたいのは、人間の不幸のほとんどの原因は、成仏していない先祖の霊の祟りであり、それを解脱(成仏)させない限り、その人や家族に幸せは訪れないということなのである。

そして、桐山靖雄は、ゴーストバスターとして、不成仏霊を解脱させることを使命としているらしいのである。

あたくし個人としては、霊の存在も否定はしないし、どちらかというと信じている部類かもしれない。
しかし、まず、人を脅しておどしてにさせるという手口が気に入らない。
本書を読む限り、
「愛」がまったく感じられないのである。

つまり、仮に桐山さんに霊能力や念力があったとしても、ネガティブな方面の作用しか感じられないのである。
これは非常に残念なことだと思う。

人をさんざん嚇して恐怖や不安に陥れてから、救いの手を延べる。

まるで、出来すぎたチンピラ映画のストーリーみたいである。(笑)

そして、それが通用してしまうことが悲しい。



佐竹 隆三
あなたの運命は変えられる―ソンディ博士の運命学 (1979年)




ドストエフスキー, Fyodor Mikhailovich Dostoevskii, 江川 卓
罪と罰〈上〉


桐山 靖雄
守護霊を持て 続―家運をよくする不成仏霊供養のしかた (2)

この本の前編は読んでいませんが、本書には守護霊についての話はまったく出てきません。




関連記事

【続】守護霊を持て ☆ パート1
桐山靖雄


http://www.fount-k.com/~tomo/jp/photo.html



売れる宗教家、霊能者、占い師の条件は、まず口が巧い事。

ある程度の説得力がなければ、人が集まらない。

それを人望というかカリスマというか、単なる口達者というか詐欺というかは別として。(笑)

桐山靖雄 という人は、不幸な人びとをお助けする為に、自ら命がけで霊視をして、除霊行為をする人らしい。


閑話休題
ここで、個人的な事で恐縮ですが。。。
あたくしのブログは、40禁などを謳い文句に、オトナのブログとして、たいそう柔らかくセキュリティー設定しております。
それでも、あたくし個人のこだわりというか、美意識というか、ケジメというものがありまして、あまりにも下品な表現やあからさまな文句、暴力的記述などなど、あたくし自身が眉を顰めるようなモノは、極力排除しております。何故ならば、ここはあたくし個人のブログですし、そういう表現を望むのならば、他にいくらでもそういう情報は,なにもここでなくても、いくらでも
見ることが出来るからです。
ところが、読書=毒書のとおり、なかなか避け難い状況も発生したりします。
「キレイゴト」ばかりでは通れないのが、本読みの宿命でもあります。
というわけで、今回の記事に関しましては、非常に不本意ではありますが、嫌悪感ある表現も含みますので、ここにお断りをしておきます。あたくし自身、大変不愉快な気分で記事を書いていることをご理解くださいませね。
(必殺管理人★ぐた)


彼の手口はこうである。

不幸に悩む相談者に対して、桐山さんの霊視結果は、だいたい次のどれかが必ず当て嵌まるみたいだ。

「横変死の因縁、脳障害の因縁がある。夫婦縁障害の因縁強く、後家運である」
「目を失い手足を断つ如き肉体障害の因縁強く、横変死の因縁あり」

「中途挫折の因縁、肉親血縁相克の因縁、家運衰退の因縁、ガンの因縁、水子の霊。。。」

目を覆いたくなるばかりだ!

人は、どんな境遇の人も、(たとえ、その人が生まれながらに幸運な人生だったとしても)、先祖や親戚の中には一人や二人は不幸な人もいるだろう。

苦しい時の神頼み。

苦しくて悲しくて怨めしくて仕方がないから、藁にも縋る思いで、桐山さんちの門を叩いただろう相談者に、この回答では、不幸のダブルパンチ、踏んだり蹴ったり殴ったりである!(怒)

つまり、

相談者の霊視→除霊→不幸から解き放たれて幸せな人生に♪


ってことらしいのだが。。。
こういう方法で、難を逃れて、はたしてその相談者は、その後一生幸せになれるのだろうか。
こういうことを信じてしまう人は、これから先も、ずっと霊障に怯えて、霊の仕業にして、一生過ごさなければならないのではないだろうか。

自分の人生の主は自分だけだという事。

幸福も不幸も幸運も不運も、みんな自分ひとりで引き寄せてしまうものだという事に気が付けば、少しは生きるのが気楽になるのに。

どの宗教の教えを乞うか、どの霊能者を信じるかは、まったく個人の自由である。(かくいうあたくしも、霊の存在は信じている)

でも、自分の人生は自分で選ぶしかないのではないだろうか。

その場限りの他力本願的応急手当では、なんの解決にもならない。

臭い匂いは、(自分で)元から断たなきゃだめ!なのである。

次回は、桐山靖雄の記事で、「面白いよ~」と言っていた箇所について。


桐山 靖雄
守護霊を持て 続―家運をよくする不成仏霊供養のしかた (2)