「ポーの一族」
を読んだら、どうしても読まなきゃならないのが、竹宮恵子の「風と木の詩」
こちらの方は家になかったので、大人買いして大人読み。(笑)
2巻しか売ってなかったから、それで完結かと思ったら、これって全8巻もあるんですってね!?(汗)
第1巻以外は読んだ記憶がほとんどないから、連載途中で、あたくしはコミックを卒業してしまったに違いない。(笑)
竹宮恵子と萩尾望都は絵も作風も似ていて、時々間違えるんだけど、「風と木の詩」はもっと過激だった記憶が。。。
テーマは、もちろんずばり少年愛♪
19世紀末のフランスのギムナジウムを舞台に繰り広げられる少年同士のあれやこれや、こうなってああなってこうなってるわけ。(*´д`*)ハァハァハァアハァ (やっぱり今読んでも、とても筆舌に表わしがたいざますわ^^;)
非常に残念なのは、冒頭にある竹宮恵子のまえがきを先に読んでしまったこと。
少女漫画の金字塔ともいえる作品と新世界を創りだした自負と誇りは分かるけど、傲慢を通り越して、倣岸にすら感じるまえがきには、反発しか感じられない。
そんなこんなで読み始めたせいもあって。。。
どうしても、「ポーの一族」と比べてしまうせいもあるけど、
衝撃的な絵とストーリーに誤魔化されがちだけど、深い思想や哲学は(今のところ)あまり感じられない。
伝えたいことよりも、まず骨格に少年愛という自己満足的なエロスありきで、あとはとってつけたストーリーの感が否めなかった。
(注・あくまでも第2巻までは)
思春期の誰にでもある、性に対する好奇心と生理的欲求を、舞い散る雪や絡まる蔦や制服のマントや薔薇の花やブルジョワジーなインテリアに包み込む。
男女間では、ただの平凡な不純異性交遊という生臭さも、発刊当時は非常にタブー視されていた男色(少年愛と言って欲しいねえ^^;)という特殊な世界に置き変えたことで、我々可愛らしい読者だった少女たちは、ただの清純な傍観者として、エロスを(内心)堂々と楽しめたわけだけど^^;♪
それにしても、あたくしとしては過激なシーンよりも、セルジュとジルベールが目を伏せて寄り添っているだけの絵とか、ちょっとしたジルベールの表情とかの方が、よっぽどセクシーでエロティックに見えた。
そして、そんな何気ないシーンだけでも、充分にエロスを表現できる竹宮恵子は、やっぱり只者じゃない!
自らを悲劇のヒロイン(ヒーロー^^;)に仕立て、不幸な生い立ちだから、寂しいから、手当たり次第に人と寝ることが、哀れを誘うなんて。。。羨ましい!(←じゃねえだろ!?爆)
ただ、どれほど高尚な理由と解釈をつけようが、欲求不満解消のカタルシスに見えてしまうのは、読み手側の問題?(苦笑)
とにかく、この作品はあたくしにとっては、必読の少女漫画の名作、お薦め本ではあるのだけれど。。。なんとなく心にひっかかる小さな薔薇の棘がある。(ああ、あたくしってとっても文学少女的!?)
人生の酸いも甘いも噛み分けた大人になって少女漫画を読み返すことは、昔のように純心に漫画を楽しめなくなったことをまざまざと見せつけられたりもして、妙に寂しく哀しいものなのざます。(涙)
- 竹宮 惠子
- 風と木の詩 (1)
- 竹宮 惠子
- 風と木の詩 (2)
というわけで、あと6冊も読まなきゃならないんだけど、買う気にもなれず。。。
(どこかの本屋さんでこっそり「風と木の詩」を立ち読みしているおばさんがいたら、声をかけてやってみてくださいましね。もしあたくしでしたら、サインしてさしあげますからね♪ 合言葉は、「風」「木」「詩」ざますわよ^^;!)











