よその国のことよりもまずは自分の国のことを考えるべきだ、などと反論されてしまうだろうが、アメリカの政治が揺らぐとその影響が世界中に拡がってしまうはずだから、私にとってはアメリカの政治は日本の政治とほぼ同程度の重みがある。
大統領候補の暗殺未遂事件が起きてしまうアメリカは実に危うい状況にあると言わざるを得ない。
連邦議会への襲撃事件といい、大統領選候補予定者に対する暗殺未遂事件といい、暴力でもって国の政治を動かそうとする危ない国をどうやってより安全で健全な国に作り変えていくことが出来るのか、関係者の方の力量が試されている、と言っていいのだろう。
バイデン大統領は善良そのものの政治家のようだが、現在のアメリカが直面している危機を克服できるような力量も意欲も不足しているように思われてならない。
だからと言って、トランプ前大統領に今のアメリカを立て直すだけの力があるかと言えば、これもトランプ前大統領のこれまでの言動を見る限り否定的に考えざるを得ない。
アメリカが直面している危機に対処できる政治家は、誰か。
今問われているのは、そういうことだろう。