財務大臣に対する不信任決議案の提出は想定内だったろうから、来年度予算案について今日の予算委員会での採決と衆議院本会議での採決は、自然の流れだったのだろう。
やるなら徹底的にやれ、すべての閣僚に対しての不信任決議案の提出も躊躇すべきではない、などといった勇ましい議論をされる方もいたようだが、立憲民主党の国対はさすがにそこまではしないことにしたようだ。
やれることはしっかりやるべきだが、しかし、やり過ぎないように周辺の状況をしっかり注視しながらほどほどにやるべし、という国対の鉄則をしっかり守ってしっかりやった、と言っていいのだろう。
与野党共に、今の状況で考えられることはそれぞれしっかりやった、と評価するべきである。
与野党国対間の合意書なるものがSNSに投稿されていたが、これはこれでいい。
茶番劇でも談合劇でもない。
これですべてが終わりになるわけではない、というところがいい。
政倫審は引続いて開催されるようだし、4月に入れば政治改革のための特別委員会も開催されるそうだから、まだまだ幕引きにはならないことは明らかだ。
その内に、瓢箪から駒、みたいなことが起きるかも知れない。