さて、今の日本で、若者の血を滾らせるようなところはどこにあるだろうか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

日本の中で全国から若い方々を呼びよせるだけの魅力を持っているところがどこにあるのか、正直、私には分からない。

私は、今回の一人旅の目的地に長崎を選んだ。
選んで正解だったと思う。

日本の最西端の都市、長崎。
西九州新幹線の起点の都市。
駅前広場の大規模な新生工事が6月1日から始まったばかりだった。

目的は、長崎の原爆資料館の資料をじっくりと見てくることだったが、思っていた以上に長崎は重要なところであった。

江戸時代、熱い志を持った若者が全国から集ってきたのが、実は長崎だったのである。

志士の源流は、長崎にあり。
我が国の近代医療の源流も長崎にあった。

近代日本の源流は、ほぼ長崎にあり・・、というのが今回の一人旅で私が得た確信である。

皆さんに長崎原爆資料館と歴史文化博物館をじっくりと訪ねていただきたい。
坂本龍馬の亀山社中記念館、シーボルト記念館も外せないところである。

当時の熱い志を持っていた若者たちは、長崎に何故あそこまで引き寄せられたのか。
翻って、現在の日本に当時の長崎のようなところがあるのかどうか。

そういう問いを胸に抱いて、是非、長崎に旅していただきたいものである。

三方を急峻な山に囲まれた長崎だったからこそ生まれた特異な文化と政治と事件。

日本の歴史を学ぶ上で、絶対に外せないのが長崎である。
3日もいれば、大抵のことは分かるはずである。