この際、統一教会の政治家への影響力を徹底的に削いでしまう方がいいだろうと思ってはいるが、自民党執行部にどこまでの意欲があるのかはまったく分からない。
統一教会への解散権行使にはまだまだ大きな障壁があるようだから、統一教会の関係者はこのまま時間が経過して国民の関心が薄れるのを待っているのかも知れない。
地方議員の中にも統一教会やその関連団体との関係が取り沙汰されていた人がそれなりにいたようだが、そういうことを公に認める人はいないだろう。
今の段階では統一教会との関りは自分の選挙にとってのマイナス材料にしかならないから、今回の統一地方選挙の候補者の方々は統一教会やその関連団体との関係は一切否定するはずである。
候補者は、自分に不利になるようなことは自分からは決して言い出さないものだということを、有権者の皆さんは、予め了解されていた方がいい。
そういう実情が分かると、騙されたくない人は選挙に行くことを敬遠したくなるだろうが、しかし、そういう状況の中でも出来るだけいい人を選ぶのが選挙である。
有権者の皆さんには、出来るだけ賢い有権者、真実を見分けることが出来る賢く強い主権者になっていただきたいものである。