統一教会の誰が考え出したのか知らないが、政治家への影響力を拡大するために統一教会が採用した戦略は極めて周到で、ほぼ完璧だったようだ。
CIA並みの諜報活動の専門家集団が関与していたのかと見紛うほどである。
日本の政治家の弱点を相当研究していたようで、こういう方面に無頓着で無防備な無邪気な国会議員や地方議員が簡単に乗せられてしまったのは、ある意味では仕方がなかったのかも知れない。
当面は、統一教会の被害者救済のための諸施策の協議のための自民党、立憲民主党、維新及び公明党による四党協議会になるそうだが、上手く運ぶと、最終的には国民民主党や共産党を含めた与野党ひっくるめた超党派の統一教会問題対策協議会的な組織に発展するかも知れないなと思っている。
これで統一教会の息の根を止めることが出来るかどうかは分からないが、大方の自民党の国会議員は統一教会からは離れるはずで、統一教会の政界支配の壮大な野望はこれで事実上潰え去るはずである。
辛うじて日本は、統一教会の毒牙を免れることが出来た、と喜べる日がいつかは来るはずだ。