一度失った信用を取り戻すためには、それなりの努力と時間が必要になる。
さすがの小池さんでも如何ともし難かった、ということかも知れない。
木下富美子前都議会議員の議員辞職が11月22日まで延び延びになっていたため、それまでに都民ファーストが蒙った疵は1か月程度では回復できないほどに深かったのかも知れない。
私は滅多に後ろを振り返らないタイプなので、悪い噂はあっという間に忘れてしまうが、東久留米市の市民の皆さんはそうではなかったようだ。
そろそろ各方面から東久留米市長選での都民ファーストの敗因分析結果が出され始めているが、注目すべきは、選挙戦が始まる1週間前の世論調査では都民ファーストが支援する候補はダブルスコアで負けていた、という調査報告である。
大負けが必至な情勢を小池さんが都議選当時の状況にまで盛り返した、と言ってもいいそうだから、物は考えようである。
潮目が変わった、とか、小池さんの力が衰えた、などと早合点をされない方がよさそうだ。
都民ファースト自体はどうも大したことはなさそうだが、小池さん本人の力はそう侮らない方がよさそうである。