今のところ立憲民主党より人気がありそうな維新だが、何だかズッコケそうで危ういな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

とにかく維新の皆さんには、「抑えて、抑えて。もっと抑えて」と申し上げておく。

実に、危うい。

自民党の国会議員はさっそく政調の各部会で地道な政策作りに取り組み始めているが、野党の皆さんは当分政府与党から補正予算案や法律案が提出されるまで手持無沙汰のようで、何をやっているのかよく分からない。

臨時国会が始まるまでこんな調子が続くのだろうが、本当に政策作りに関与したいのであれば、やっぱり与党でないと無理なのかなあ、と思ってしまう。

自民党の国会議員は批判されることが多いが、大半の自民党の国会議員は自分に割り当てられた仕事に真面目に取り組んでおり、殆どの人は真面目に政調の各部会に顔を出しているようである。

自民党の国会議員と野党の国会議員では、ここが違う。

自民党の国会議員は、いわば皆、調理人である。
人によって役割は違うが、調理人の皆さんは既に調理場に入って、それぞれに立ち働いている。

野党の国会議員の皆さんは、基本的には調理人が出してきた料理の品々を、あれはうまい、これはまずい、と言い立てるのが基本的な役目。
時々には、こんな料理を作って欲しい、と与党や役所の担当者に要請したり、時には自分たちの方でメニューを作って試作品を提供したりするが、基本的には調理人の皆さんが料理を作ってくれなければ仕事が始まらない人たち。

気の毒な面もあるが、これが実際である。

維新の皆さんは、衆議院選挙で大躍進されて意気軒昂だろうが、自民党の国会議員は既に地道な作業に取り組み始めている。

あまり、浮かれ騒いで羽目を外されませんように・・。