今朝の朝日の選挙区情勢報道は、読めない各選挙区の空気を可視化したことにはなりそう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今朝の朝日の全選挙区の選挙情勢報道は、各陣営にとって実に役立つ報道だったはずである。

新聞社によって選挙区情勢がかなり違って報道されている向きもあるが、朝日の今回の報道はネット調査が元になっていると言われているが、収集したデータを単に並べて解析しただけのデータ重視の選挙区情勢調査報告ではなく、多分朝日新聞の担当者が各選挙区に入ってそれなりに実地調査した結果等を踏まえた、ある程度実感を伴った選挙区情勢調査報告だろうから、相当の信頼性がありそうだ。

各陣営の選挙運動の実際を見たり、街頭演説の会場等で明らかになる各候補者の支持者の皆さんの応援ぶりや、いわゆる各陣営の手応えなどを取材すると、それなりに各選挙区の実際の情勢が分かってくるものである。

選挙事務所に人が集まらないようであれば、その候補者の陣営はそれほど盛り上がっていないことが立ちどころに分かる。

今朝の朝日の選挙情勢報道は、各選挙区のなかなか見えない空気を見事に可視化してくれたようだ。

本来なら支援してくれるはずの支持層にまだ十分浸透していない、などということが、今朝の朝日の報道で明らかになった。

選挙スタッフの方が有能であれば、残された選挙運動期間中にどこを重点的に攻めればいいかが分かるはずである。

受け止め方によっては、今日の朝日の報道は各候補者の陣営にとって応援のメッセージになったかも知れない。

今日の報道で相当戦意を喪失しそうな陣営もあるかも知れないが、大体はこれで選挙運動に拍車が掛かるはずである。

選挙戦の終盤にもう一度各選挙区の選挙情勢報道がなされるはずである。
優勢だなどと報道されて、安心して選挙運動の手を抜いていたら、いつの間にか逆転されていた、などということもある。

劣勢だ、などと報道されても、これも叱咤激励の一つだ、と思って、最後まで頑張られることだ。

なお、今日の段階で言えることは、今回はどこの陣営にも風は吹きそうにない、ということだろう。