どうやって酒類提供の自粛要請を実効性のあるものに高めていくか、というのはコロナ対策に当たっておられる当局者の皆さんにとっては悩ましい問題だったろう。
今の世の中で自粛要請に従順に従ってくれる人は、かなり少ないということなんだろう。
営業の自由の侵害だ、などと言われてしまうと、どうしても腰が引けてしまう。
それでも、何とか結果を出さないと、仕事をしていないと批判されることは必至なので、あれやこれや屁理屈に近い独特の理屈を持ち出して、無理無理結果を出そうと無茶をやってしまう。
西村さんも気の毒と言えば気の毒だ。
法律上の根拠を言えと相手から詰問されれば、どうしても言葉を濁さざるを得なくなる。
法律上の根拠を与えないで結果を出せと無理強いしている方に問題があるのだが、そういうことを言い返せない立場に置かれているので、ここは、あらゆる批判や非難にジッと堪えるしかない。
大臣とは名ばかりで、残念ながら大した権限も与えられていないのが実情なんだろう。