今は立憲民主党だが、泉健太立憲民主党政調会長の日米共同宣言の評価は、傾聴に値する | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

泉健太氏が国民民主党を離れて新・立憲民主党に入党したことが、どうやら立憲民主党に化学変化を起こしそうだ。

立憲民主党の代表の枝野氏のコメントは政権を狙っていると言われている政党の代表としては如何にも教条主義的で、何でも政権批判の材料にしてしまうな、と些か首を傾げるような浅いものだったが、立憲民主党の政調会長としての泉健太氏のコメントは、日米共同声明の内容をよく読んだうえでの周到なコメントだったように思う。

ほう、立憲民主党もやれば出来るじゃないか、というところである。

政治的立場を異にしていると、何でも政権批判の材料にしてしまいがちだが、政権批判ばかりに固執していると、それなりに評価すべきものまで一律に批判の対象にしてしまいがちで、聞いている者をウンザリさせてしまうことがあるのだが、どうやら泉健太氏はそういう類の人とは違うようである。

いいものはいい、悪いものは悪い、と言えるような人でなければ本当の信頼を獲得出来ないはずなのだが、今までの立憲民主党の中の声の大きな人は、いつも批判ばかりで、いいものをいいと認めるようなことはしなかったようである。

立憲民主党が、中間層や無党派層に支持を拡げることが出来なかったのは、多分そういうことが一つの原因だったろうと思っている。

ひょっとしたら、泉健太氏が立憲民主党の政調会長になったことで、立憲民主党の文化なり政治風土が変わるかも知れないな、と思わせるような出来事であった。

こういう動きは、大いに歓迎したい。