どういう結果になっても大きな禍根を残しそうなのが、7月18日に投開票が予定されている兵庫県知事選挙。
何とかならなかったのか、と思うが、名乗りを上げられた方々はどうやら退路を断っての立候補のようだから、保守分裂の熾烈な選挙は確定しているようだ。
県議会で多数派を占めていた自民党県議団が分裂せざるを得ないくらいだから、選挙が終ったらノーサイド、という穏やかな選挙にはどうもならないような気がしている。
報道されているところから判断すると、どなたもうっかり手を出せないような状況のようだ。
まさに、こういう時こそ、野党の皆さんには絶好のチャンスに映るはずだ。
保守同士が熾烈な争いを続けている時に、争いの間隙を縫って自民党系でない第三の候補を擁立すれば、上手く行けばその第三の候補が漁夫の利を得ることになる。
第三の候補次第では、既に名乗りを上げている方々の顔からサーッと血が引いていくかも知れない。
少々のタレントでは歯が立たないだろうが、兵庫県には全国に名が知られた名物市長がおられる。
これまで兵庫県政に特別の関心を払っている様子は見たことがないが、持って行き方次第では市政から県政に関心を持たれるかも知れない。
自民党がモタモタシテいると、兵庫から新たな火の手が上がり、全国に広がっていくかも知れないぞ・・。