ゴールポストを動かしたと言われるだろうが、新規感染者数140人を当面の目標とするのは極めて現実的 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

余りにも目標が高過ぎると、自滅してしまうのはどこの世界でも似たようなもの。

低過ぎる目標は、人を堕落させやすいので、自分の持っている力の110パーセントぐらい出さないとなかなか達成出来ないような、ほどほどの目標を掲げるのが物事を成功に導く秘訣の一つだろうと私は思っている。

新規感染者数が500人を切ったら緊急事態宣言を解除していいのではないか、などという議論があったことは承知しているが、毎日500人近い方が新たにコロナに感染している状況で緊急事態宣言を解除出来ると信じている方がおられたとしたら、普段人一倍楽天的で、能天気だと言われやすい私でもまじまじとその方の目を見て、本気ですか?と問い質すところだった。

新規感染者の数が1000を超え、2000、3000の大台に乗りそうな状況の時にあっては500というのはそれなりに一息ついてもよさそうな数字だが、それでも新規感染者の数が100人以下の状況が続いている時と比較すると高い。高過ぎる。

コロナ感染を完全に終息させることは不可能だろうと思われている現時点で緊急事態宣言解除の一つの目安として新規感染者数を捉えるとすれば、なるべく100という数値に近いところで目標数値を掲げた方がいいはずである。

140と言うのは、私から見てもほどほどの数値である。
普通にしていては出来ないかも、懸命に対策を講じれば出来るかも知れない、という数値。

私は、緊急事態宣言解除の目安として新規感染者数を140人以下に抑えること、とした東京都の決定は、極めて現実的で、それなり評価していいのではないかとに考えている。