森さんの辞任は確定したが、後任の会長の選任は白紙になったようである。
まさに、これが急転直下。
早とちりした方が大勢おられるだろうが、これは仕方がない。
急がば回れ、ということで、まずは一息も二息も吐かれた方がいいだろう。
後任の人選は仕切り直しということで、今度こそ適任の人を選び出して欲しい。
まずは、心底からオリンピック・パラリンピックの開催を望んでおられる方。
男性でも女性でもいいのだが、とにかくオリンピックイヤーを飾るに相応しい生きのいい方にお願いしたいところである。
政治力抜群だと評されていた森さんの跡を襲うのは相当しんどいだろうが、政府もいよいよ本腰を入れそうだから、何とかなるのではないか。
今回の一連の流れで、森さんが組織委員会の運営に口を出すようなことはなくなったようである。
森さんにとっては意想外の展開だろうが、オリンピック・パラリンピックの開催にとっては決して悪いことではない。
オリンピックの招致活動に関わった主要メンバーは、森さんの退陣ですべて組織委員会の運営から外れることになったようだ。
新会長にどなたに就任していただくかが、当面の課題である。
多分、オリンピックの申し子と目される方が有力な候補だと思うが、今度は大方の国民が歓喜の声を上げて迎え入れることが出来るように何とかしたいものである。