「加能人」という冊子の2020年9月号で「ときた文庫」と「鴇田くに賞」の紹介があった | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

先日電話取材があったので、簡単にお答えしたのだが、その時の取材内容が記事になっていた。

電話で「かのうじん」という名前を聞いた時は何が何だかよく分からなかったが、加賀の「加」と能登の「能」を合わせて加賀・能登出身者のための冊子という趣旨で「加能人」という名称にされたようだ。
ひょっとしたら加能人という愛称が地元ではあったのかも知らないが、「加賀」と「能登」をひっくるめて「加能人」の文化圏が成立しているのかも知れない。

こういう地元の冊子に「ときた文庫」や、輪島市教育委員会が実施されている読書感想文コンクールに「鴇田くに賞」という特別賞が設けられているということが記録されているということは、私どもにとって実に光栄なことである。

「加能人」の記事には、次のように記載されていた。

「輪島市名舟町出身の篤志家で平成元年3月に亡くなるまで40年間郷里に図書購入費を贈り続けた鴇田くにさん(享年89)の遺志を継いだ「ときた文庫」が同市小田屋町の旧南志見中校舎に保存されている。鴇田さんは旧名舟尋常小を卒業後、13歳で父を亡くし、魚の行商で一家4人を支えた。19歳で母と死別、上京後に苦学の末看護師となり、戦時中に夫を亡くした後、東京都練馬区に暮らしアパート経営で生計を立てた。戦後の昭和22年から「本をたくさん読んで立派な人になってほしい」と輪島市の小中学校3校に図書購入費を寄贈し続けた。平成元年に遺言執行者であった埼玉県の弁護士で元衆院議員の早川忠孝氏が平成14年(2002)年に基金を作り、200万円で購入した図書で旧南志見小児「ときた文庫」を開設、一昨年と昨年に各5万円の図書を贈っている。同小が2019年3月末に閉校したしたため児童クラブが入る現校舎に移された。現在、図鑑や伝記本など約1500冊ある。輪島市挙育委員会では毎年、読書感想文こんくーるで「ときた賞」を設けて鴇田さんの遺志伝承を図っている。」

まずは、ご報告まで。