あくまで頭の体操だ、と思ってお付き合いいただければ幸いだ。
私は、菅内閣はこれから益々攻勢に出るだろうと思っている。
日本学術会議は、多分守勢に立たされたまま、財団法人化や民営化の流れに乗っていかざるを得なくなりそうだ。
財団法人化や民営化になっても学問の自由そのものが侵害されるようなことにはならないだろうと思ってはいるが、国の財政支援がなくなってしまえば日本学術会議の存続自体危うくなってしまうことは当然だ。
自民党や菅内閣がそこまで学術振興に後ろ向きだとは思わないが、世論の強力な後ろ盾がないと日本学術会議の皆さんはズルズルと後退せざるを得なくなるはずだ。
残念ながら、日本学術会議には格別の政治力がない。
改めて、日本学術会議が実に弱い存在だった、ということを痛感している。
さて、どうするか。
世論だけが、日本学術会議の支えである。
しかし、その世論がどうも今一つ盛り上がらない。
菅さん自身には日本学術会議を潰すまでの意図はなかったはずだが、自民党の政調の議論次第では、トンデモナイことになってしまうかも知れない。
日本学術会議の方々は、相当本腰を入れてこの問題に取り組まれた方がいい。