安倍内閣の支持率が大きく下がったが、まだ安倍内閣の命運が尽きたわけではない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

さて、安倍内閣の支持率が一桁台に落ちるようなことはあるだろうか。

毎日新聞の調査では、支持率が27パーセントに落ちたということだが、不支持率が急増したほどのインパクトはない。
おう、それでも結構高いじゃないか、という感じである。

何があっても国民の中の27パーセントもの人が支持をしているということだから、投票率が低迷を続けている現在の状況ではそれなりの選挙戦を展開できる基盤はある、ということだろう。

かつて森内閣の支持率が8パーセント台だと報じられたことがあったと記憶している。
支持率が8パーセントしかないのであれば、どんなに投票率が低下しても森内閣では自民党が大敗するに違いない、と大方の人は思ってはずである。

そこまで内閣の支持率が落ちると、自民党の自浄能力が発揮される。
否が応でもトップの首を挿げ替えないと、どうにもならないぞ、という危機感が自民党を大きく動かすことになる。

他の新聞社の世論調査でどんな数字が出るのか見極める必要があるが、まだ自民党の中で自浄作用が始まる条件は整っていないようである。

だらだらと今のような状態が続くのか、それとも自民党の中で何か目覚ましい動きが始まるのか。

これからの自民党の中での動きに注目すべきだろう。

安倍内閣は、結構タフである。
少なくとも、国民の厳しい目を逸らす術には長けているようだ。

やはり6月に内閣改造かな、と思っている。

野党の皆さんには、今回も手がなさそうである。
枝野氏にも小沢氏にも、手がない。