コロナが国会改革、政治改革の引き金になればいいのだが・・ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

如何にも四六時中角を突き合わせているような印象がある与野党だが、緊急事態宣言の発出を受けて、今日、明日の二日間は、国会での審議は行われないことになったそうだ。

結構なことである。

与野党を問わず、聞きたいことや言いたいことは沢山あるだろうが、コロナ対策で昼夜を問わず忙殺されているはずの担当者の方々にしばしの休養時間を与えるために、国会審議を一時ストップしたり、緊急性のない法案の審議を後回しにするくらいの配慮をされていいはずだ。

ついでに、国会内で野次を飛ばしたり、ボディアタックで委員会審議を止めることは厳禁、ということにでもすれば、これはこれで国民が歓迎する国会改革の一つになる。

衆議院議長は、緊急事態宣言が発出されても国会を休止することはない、と仰っているようだが、閣僚や国会議員の中から一人でも新型コロナウィルスの感染者が出たら、国会審議が即時ストップすることは間違いない。

与党は、補正予算はもとより、今国会に提出した法案はすべて今国会中に成立させる方針を堅持しているようだが、あまり先を急がない方がいい。

どうもコロナは厄介である。
今日も東京都だけで144名のコロナ陽性者が判明したそうだ。
総理の緊急事態宣言だけでは、いずれ済まなくなりそうだ。

既に特措法の再改正を求める声が上がっているようだが、国会は、その時々の状況に応じて臨機応変の対応が迫られることになる。

場合によっては、「感染症等によって円滑な審議が著しく困難な事態に至った場合の国会審議の在り方に関する特例法案(仮称)」を超党派で策定する等のことも考えておいた方がいいのではないかしら。