今、確実に言えることは、小池さんに勝てる候補者はいない、ということくらいかな | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党東京都連の方々がいくら頑張っても、6月に始まる都知事選挙の候補者を擁立することは出来ない。

野党の中で候補者を擁立する話が燻っているそうだが、衆議院の解散風が吹き始めたら都知事選挙に構っていられなくなるだろうから、まず統一候補の擁立には漕ぎ着けられない。

さすがに挑戦者が一人も出ないで無投票当選になる、などということは考えられないが、ここまで来ると都知事選挙は終わったも同然の話になる。

もっとも、それが小池さんや都民ファーストにとっていいことかどうかは分からない。
政治家は、難しい選挙を勝ち抜いてこそ力が強くなるところがあるが、無風に近い選挙では選挙が終ってからが大変だ。

小池さんの立場からすると、自分の足元をしっかり固めることが出来るような選挙を期待されているはずだ。
それなりの好敵手が現れてこそ自分の陣営が引き締まり、それなりの戦闘力が付く。

今の状況では、小池さんの本当の力が現在どのくらいあるのか分からないままに終わりそうだ。
来年の東京都議会議員選挙を有利に展開するためには、それなりの都知事選挙になった方がいいはずだ。

ちなみに、東京都知事選挙と衆議院選挙の同日選挙を期待するような声が一部で上がっているようだが、新型コロナウィルス問題で世界中が震えあがっているような状況で安倍総理が衆議院の解散・総選挙を仕掛けてくるとはとても考えられない。

これから安倍総理は支持率を落としていくはずである。

総辞職を求める声は大きくなるかも知れないが、衆議院の解散を求める声が今の段階で大きくなるとは考えられない。
ご参考までに。