いくら腐されても腐らないところが玉木さんのいいところ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

その辛抱強さがいつかは評価されるだろう。

4時間もの長時間の両院議員総会だったようだが、とにかく割れなかったのはよかった。
合流推進派の方々も言いたいことは十分言われただろうから、自分たちの望むような結論にはならなくてもまずはこのあたりで鉾を収められるのがいいだろう。

大きな塊を作るという方向性は、間違っていない。

しかし、今何が何でも合流しなければならないという必然性はない。
衆議院の解散・総選挙が必至となったときに、衆議院議員選挙の候補者だけで一本化するという方策が残されているのだから、今の段階で国民民主党の分裂を招きかねない立憲民主党への合流を決める必要はない。

分党という選択肢はいつまでもあるのだから、今は玉木さんの足元を固めるのに協力した方がいいだろう。

目下のところ自民党の支持率は高止まりしているが、いつまでこの状態が続くとは思えない。
問題を抱えている議員が自民党には多過ぎる。
通常国会が始まったので通常国会会期中は逮捕されるようなことはないだろうが、検察庁の捜査対象となっている国会議員の周辺ではジワジワと捜査の手が伸びてくるはずだ。

適応障害や睡眠障害で国会に出て来なかった人が、再び適応障害や睡眠障害を訴えて国会や自民党の部会に出なくなる、というのは相当に難しいはずだ。
野党の追及は適当に躱せても、マスコミから集中攻撃されたらひとたまりもないはずだ。

そういう意味で、波乱含みの通常国会の幕開けである。

立憲民主党や共産党に風は吹かなくても、中道保守を自称される方々にはそれなりに国民の間から声が掛かるようになるかも知れない。

維新や国民民主党には、まだまだ伸びしろがある。
そう、信じておられることである。