とりあえずトランプ大統領に理性と自己抑止力があったのはよかった | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

ディールの達人とか不動産王という評判があるトランプ大統領だったので、中東全面戦争突入を回避する知恵と理性くらいはあるだろうと思っていたのだが、どうにか今日現在は報復の連鎖は回避出来たようだ。

イランの方でもアメリカから全面的な報復を招かないように、現在の時点で考えられるだけの細心の注意を払い、アメリカに対して事前の警告を発しながらイラクのアメリカ軍駐留基地への攻撃をしていたようだから、アメリカ軍人の被害は殆どなかったのだろうと思われる。

イランとしてはアメリカに対する報復の儀式をやらざるを得なかった、ということだろうし、トランプ大統領も、イランの攻撃に対して経済制裁措置の拡大で留め、イランに対して更なる軍事的攻撃はするつもりはないと宣明しているようだから、目下の危機は辛うじて回避出来たということだろう。

中東諸国にいるシーア派がどんな跳ね返りをするか分からないので、絶対に隙を見せてはいけないと思うが、少なくとも現段階では中東全面戦争突入の危険は大分薄らいだと言っていい。