問題提起力と発信力において欠けるところがない2人の新参議院議員 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

ご本人の姿を見ることは出来なかったが、参議院選挙の最中に一度だけ木村さんの発言を聞いたことがある。

新橋駅前広場で開催されたれいわ祭りでのことだった。
余りにも人だかりが多くて、背伸びしてもまったくご本人の姿は見えなかったのだが、スピーカーを通じて流れてくる木村さんの発言は実に的確で堂々としていた。

頭脳明晰な方なのだと思う。

昨日の臨時国会登院日のインタビューでも実に的確なコメントを述べられていた。

自分を参議院議員に押し上げてくれたすべての人に対して感謝の意を表されると共に、参議院議員としての活動をしていくための支障となるような物理的な障害を除去していくために迅速な対応をしてくれた参議院に対しても明確な感謝の意を表明された。

まずは、感謝の表明から始まったのがいい。

登院を拒否することも検討しているらしい、という報道が先行していたので、万一木村さんたちが登院されないことになると一斉にあちらこちらから木村さんやれいわに非難の声が浴びせかけられることになるぞ、と心配していたのだが、さすがは木村さんである。

あの熱暑を物ともせず、無事登院され、報道関係者のインタビューにも適切に対処された。

木村さんは、口数はそれほど多くないが、一種の雄弁家である。
しかも、大変な発信力の持ち主である。

一方の舩後さんは、ご自分では一言も声に出すことは出来ないが、木村さんと同様の発信力を持ち合わせておられる。

政治家に求められる重要な資質の一つは、問題の所在を的確に示す問題提起力と発信力だと思っている。
木村さんと舩後さんは、その二つを兼ね備えておられる。

そういうことを私たちに気付かせてくれたのだから、木村さんと舩後さんは既に立派な仕事をされている。

このお二人のお蔭で国会のバリアフリー化が格段に進んだことは間違いない。
物理的にも、それ以外の部分でも。

ところで、心のバリアフリーという言葉があることを、皆さんご存知だろうか。