さて、護憲を叫んでいるだけで票になるのか、ならないのか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

ここは、有権者の皆さんにお伺いしたいところだ。

憲法改正ハンターイ、と言っているだけで、どのくらい票が入るのか知りたい。

憲法問題についてそれなりの見識を持っておられる方が、問題の所在をよく承知したうえ、熟考に熟考を重ねたうえで護憲に舵を切られたのなら、それはそれで立派なものだと思うが、碌に議論もしないで、闇雲に憲法改正反対などと仰られるのを聞くと、この人は物事を真剣に考えられたことがあるのだろうか、と心配になる。

碌に自分の頭でものを考えない人は、簡単に自分の考えを変えてしまう虞があるから、そういう人には国の大事を委ねたくない。

実は、世の中には、どなたかの指令一つで投票先を変えてしまう人がいる。
自分の信念ではなく、組織の指令で動いてしまう人たちである。
組織に忠実な人たちだから、組織にとってはこれほどありがたい存在はない。

もっとも、国民の代表たるべき国会議員が一組織の代弁者になってしまったのでは、実に危うい。
議会制民主主義の危機だろうと思っている。

野党の国会議員は、憲法改正ハンターイ、と叫んでいさえばそれなりに票が入るようですよ、と指摘された読者の方がおられたが、さて、本当にそうか。

7月の国政選挙が、いよいよ楽しみである。