選挙制度の変更に伴う選挙区替えは仕方がないが、選挙区替えで失敗した人は少なくない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

二階さんは男を上げたが、細野氏はどうやら男を下げてしまったと言われてしまうだろう。
スターの座に駆け上るはずだった人が、こうやって躓いてしまう姿は見たくない。

スターになる要素をタップリ持っておられた人だけに、ちょっと残念な気がしないでもないが、細野氏はそれだけ追い詰められていた、ということか。

ネット情報によると、早速、選挙区替えの話が持ち上がっているようである。

あ、それはいけない。止めておけ、止めておけ、と申し上げておく。

道に迷わなければ、二階派の特別会員になる道を選ぶはずがないと思っているが、細野氏の迷いは相当に深かったのだろう。

そういう時にどこからか悪魔の囁きが聞こえてきて、飛びついてしまった、ということかしら。
二階さんや自民党にとっては、選挙に強い野党の国会議員を自分たちの陣営に取り込むのだから決して悪いことではないが、細野氏にとっていいことだったかどうかはそう簡単には分からない。

目下のところ聞こえてくるのは、どちらかと言うと細野氏にとってはマイナスになる情報ばかり。
細野氏の人格を中傷するような声まで聞こえてくるのだから、細野氏の大成を密かに願っていた私としては残念だなあ、と思わざるを得ない。

これから先にどんなことが待ち受けているかも知れない。

しかし、選挙区替えだけは止めた方がいい。
知事選挙への転出を促す声も上がるかも知れないが、うっかりするとただの泥船ということもある。
まあ、乗り掛かった舟だから今更乗らないというわけにはいかないだろうが、決して順風満帆の旅が待っているということではなさそうだ。