日産の機密費問題は、結構大きな事件に発展しそうだ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

検察の次は、いよいよ税務当局の登場かな、などと思っている。

あくまで報道ベースでしかないが、日産に相当巨額の機密費があったことは間違いなさそうである。
この機密費の存在を知っていたのは、ゴーン氏とゴーン氏の側近中の側近ぐらいで、機密費の存在自体一切明らかにされてこなかった、ということであれば、結構大きな問題になりそうだ。

支出自体は明らかで、その使途が公表できないいわゆる使途不明金であれば、相応の税金を納付することでそれ以上の問題にならないこともあり得るが、機密費の存在自体一切明らかにされていない、いわゆる裏金とか隠し財産ということになると、事は重大である。

裏金とか隠し財産を発見したときの税務当局の対応は厳しい。

裏金とか隠し財産ということになれば、税務当局が脱税の嫌疑で日産の調査に入ることになるだろう。

裏金の支出が個人的な目的のためだったということが確定したら、税務当局はその支出相当額をゴーン氏の報酬なり給与と認定することになるかも知れない。

そうなったら、まず、今の弁護団だけでは対応出来なくなると思っているのだが・・。