保守本流はどこだろうか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

冗談だろうと思っていたのだろうが、ご本人は結構真面目にそう思っておられるようだ。

「私が、保守本流だ」と国会で宣った方がおられる。

ふーん、そうなの。変なの、と私などは言いたいところだが、さて、どのくらいの方が本気にされるであろうか。

保守にも色々ある、ということは否定しない。

真正保守とか伝統保守。
頭ガチガチの頑固保守。
健全保守とか穏健保守、さらにはリベラル保守や改革保守などもあるかも知れない。

私などはさしづめ穏健保守とかリベラル保守と分類されるのだろうが、一応保守を名乗っている。
暴力革命を志向しない、という意味での保守である。

保守の中での本流か異端か、と問われれば、保守の本流だと自分では思っている。

改革は求めるが、革命は求めない。

立憲民主党の枝野氏が、我こそが保守本流だと衆議院の本会議で大演説をぶった、ということを知った。
最近の国会は、何を言っても自由、間違ったことを言っても誰からも咎められない、時には平然と嘘を言ってもそのまま通用してしまうような不思議な世界になっているようだから、とても保守の本流に属しているとは思われないような人が、こういう大見得を切っても問題にならないのだろう。

基本的に革命を志向しているはずの共産党との選挙協力を歓迎しているのだから、私から言わせれば、枝野氏は保守本流でも何でもない。
へー、よく言うよ。

私の率直な感想である。