まだ腐臭が漂うほどには腐っていないと思うが、かなり傷んでいたことは間違いないようだ。
え、ホンと?
耳を疑い、目を疑ったが、東京地検特捜部が逮捕に踏み切ったのだから、水面下で相応の捜査を進めていたのだろう。
被疑者や弁護人からまだ何のコメントも出されていないので、この事件について軽々にコメントできないのだが、将来の次官と目されていた人が逮捕された、というのは衝撃である。
不正の請諾も収賄の事実もそれぞれに合理的な疑いを容れない程度に立証可能だということだろう。
公務員の涜職犯罪としては、実に典型的な犯罪である。
文科省のエリートと言われてきた官僚がこんな典型的な犯罪に嵌ってしまう時代になってしまったのか、と驚いている。
本当は怒るべきなんだろうが、怒る気もおきない。
ただ、唖然としている。
江田憲司氏が、組織は頭から腐る、と書いていた。
日本は、本当に頭から腐り始めているのだろうか?