今日の日経小説大賞の授賞式には予想外に大勢の方が参加されていた。
600人は入るという日経ホールだが、立ち見が出るほどではなかったが、それでも過去の授賞式では見たことがないほどの聴衆が参加されていた。
ほう、日経新聞社が特別に宣伝したのかしら、と思っていたが、どうやら受賞者本人があちらこちらに出席のお願いをされていたようである。
どんな会合でも人を集めるのは大変な作業である。
通り一遍の案内状を送ったくらいでは、余程の人気作家でなければ人を集めることは出来ない。
司法研修所を経て、私の事務所で弁護士生活を始めた人なので、つい本名で呼びたくなるが、ご本人はいよいよ本格的に小説家としての人生を送ることを決意されたようである。
その意気やよし。
これからは、大学教授や弁護士としての名前は忘れて、ペンネームで呼ぶことにしよう。
小説家の名前は「赤神諒」、受賞作は「大友二階崩れ」である。
一人でも多くの方に大友二階崩れを購読していただければ幸いである。
小説家 赤神諒、本日誕生。