産業法務研究会の将来展望 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

産業法務研究会を創立して5周年を迎えた。

創立5周年記念事業として特別講演会の開催と記念誌の発行が出来るといいのだがと思っているが、専務理事の平川博さんのお蔭で段々産業法務研究会の裾野が拡がってきているのがありがたい。

企業の場合は3年、学術的な研究会の場合は5年が活動の分岐点だろうと思っているが、産業法務研究会がさらに大きく発展出来るかは、まさにこれからの活動に掛かっていると思う。

個別企業の観点から法律上のベスト・プラックティス、ベタープラックティスを追求しようとする企業法務とは一味も二味も違った切り口から産業界に日々生起する様々な事象を法律的な観点を含めて総合的に俯瞰しようというのが産業法務研究会の目標の一つである。

専ら個別企業の利害得失の観点から法的事象を含め様々な社会事象を分析・検討しようとする企業法務関係者にとってはちょっと迂遠に感じられるところがあるだろうが、公的な立場で産業界の普遍的なルールを構築することを求められている官界や経済団体、あるいは学会や研究者の方々にとってはそれなりに有益な検討材料や資料を提供する場になり得ると考えているので、何とかして関係者の皆さんのお力でこの産業法務研究会をさらに発展させていただきたいと願っている。

幸い非営利法人リスクマネージャーアンドコンサルタント協会と連携し、さらに太陽コスモ法律事務所の全面的協力が得られることになった。
多分、来年度は新しい事業を展開出来るようになるはずである。

それにしても法人化を実現してからの月例会の開催もまもなく48回になる。
旬刊や特集号の「産業法務」の発行も順調に推移し、最近はフェイスブックやメールを通じての月例会報告もなされるようになっている。

日進月歩とまでは行かないが、それにしても大したものである。

私は産業法務研究会の創立以来、理事長を務めさせていただいているが、そろそろ次の方にバトンタッチしようかと思っている。

私のブログの読者の方はよくご存知だと思うが、私の役割はもっぱら花火やアドバルーンを揚げることで、実務や実際の研究報告などは専務理事の平川博さんが一手に引き受けられている。
念のため。