動体視力の優れている人でも、小池さんの動きを見極めるのは相当困難 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今時、3日前の新聞で世間の動きを学ぼうとする人はいないだろうが、それにしても今の動きは実に目まぐるしい。
何がどうなるか、誰がどう動くか、ということは、如何に動体視力の優れた人でも見極められないものである。

目下のところ、私の周辺にはそういう動体視力が比較的優れていると思われる人が集まっているが、しばしば希望的観測が混じってしまうので、結果的に読みを外すことがある。

私は、新党は小池新党でなければ大して発展性がないぞ、と心配している一人だが、小池さんの動きはなかなか読めない。
とにかく人の意表を突くことが多く、大事なこともご自分の直感で本能的に動かれる人のようだから、凡人の私たちには分からないことが多い。

情報公開とか、意思決定プロセスの透明化、などと言っても、秒速で決定が決まったり、覆されたりすることがあるようだから、その瞬間を迎えるまでは誰にも分からないところがある。

言えることは、小池さんはいつも戦場にいる、ということだろう。
戦況を見て、打つ手を変える。
とにかく相手の読みを外すことに長けている方である。

多分、この度の衆議院選挙も小池さんにとっては自分自身の戦いだと思っておられるはずである。
自分には関係のない戦いなら、戦況不利と見ても何も手を打たないで、拱手傍観していることもあるだろうが、自分にとっても大事な戦いだと思ったら、その時々の戦況に応じた最強の一手を打ってこられるはずである。

今朝の朝日は、新党を細野・若狭新党と表記し、如何にも小池さんが新党に消極的姿勢を示しているかの如く報道していたが、どうもこれは違うような気がしている。
とっておきの奥の手を小池さんは用意しているのではなかろうか。

まあ、新党の結成や衆議院選挙の公示まで小池さんの動きからは片時も目を離さない方がよさそうである。