これで公認料が出せるようになったら組織として立派なものだが、多分、まだそこまでの基盤はないはずだ。
しかし、それでも公認候補予定者を45人も揃えることが出来たというのは、都民ファーストの会の力がそれなりにあるということだろう。
6月1日にはすべての候補予定者の氏名を発表するということだから、楽しみなことである。
心配していたのは、花火を打ち上げたのはいいが、打ち上げ花火が小さすぎて、大きな花火を夜空に拡げる前に萎んで行ってしまうこと。
後5人ぐらいは、なんとかなりそうである。
自民党のように60人もの公認候補を出来立てほやほやの都民ファーストが揃えることは難しいだろうが、それでも公認候補が50人を超えるくらいになれば、素直に、大したもんだと評価した方がいい。
やはり女性の方が目立つようだ。
政治の素人揃いだろうが、それだけ未知の魅力がある。
有権者は実績よりも候補者の期待可能性に賭けるようなところがあり、何かいいことをやってくれそうだ、と思えば、より若い人、新人の方を選ぶ。
現職の方々は、自分の支持者を繋ぎとめるのが精々で、新しい支持者を獲得するのは相当難しいはずである。
駅頭に立っても、自分の支持者ぐらいしか寄ってこない。
まあ、若い方々やご婦人方が声を掛けてくれるようになれば、日頃の地道な活動のお蔭ですねということになるが、そこまでの活動をやって来られてきたかどうか。
幸いビラを破られたり、看板を蹴飛ばされたり、すれ違いざまに、自民党は嫌いだ、などと言われたりするような状況にはなっていないようだから、そこそこの成績を収められるとは思うが、自民党に風が吹いているわけではない。
小池さんの潮目はどうなっているのか、と尋ねて来られた方がおられるが、私の見るところ、2月当時の勢いはないが、さりとてアゲインストの風が吹いているわけでもない。
自民党の皆さんが総がかりで小池さんいじめに走ったりすると、弱い者いじめはするな、と立ち上がりそうな人が結構多そうである。
自民党は、表立っては何もしない、小池バッシングは一切しない、みんな、寝てくれればいい、ぐらいの感覚で臨むぐらいが最も有効で強力な選挙戦略のようである。
まあ、いきり立っている人たちには通じない話だろうが・・・。